一仕事終えて宵の口の野毛へGO!!
以前から気になっていた居酒屋、ハマの文化遺産と称される「武蔵屋」へ行ってまいりました。
現地周辺に到着するも、看板・暖簾等一切なくここかな~?と引き戸越しに覗くと・・・
やはりここのようです!
単なる一軒家にしか見えません・・・ ('_')
ちょっと勇気をだして入ってみると、中はかなりの賑わい・・・。丁度帰る方がいたようで片付け待ちのみでカウンター席へ・・・。
(金曜日ということもあり、その後は行列ができていました・・・)
噂には聞いていたのですが、店内にはメニュー・品書き等一切無く、注文方法を店のお兄さんに聞くと言葉少なに「この本読んでみて・・」 と居酒屋ガイド本を渡されました。 (゚∀゚)
隣の席の常連さんと思しき方が代わりにいろいろ教えてくださいました。
「この店に来る人はね~、殆ど皆さん一年中燗酒だね~。(桜政宗のみ。)まず、一杯頼むと最初に玉葱(甘酢漬け)と卯の花、が出るんだよ。二杯目を頼むと納豆、3杯目にはお新香が出るんだよ。間のどこかで湯豆腐が出るんだよ~。」
「どんな偉い人でも3杯飲んだらお帰りください、というわけなんだよ~!」
へえ~と聞きながら、とりあえず頼んでしまったビールを飲みつつ聞いていると、
「ビールは邪道だね~」と切り捨てられてしまいました!
「でも、ビールはカウントに入らない。」と聞いてひとまず ε-(´∀`*)ホッ !
(ちなみに、ビールには塩豆と南京豆が付くようです。)
ひとまず、小瓶で喉を潤したらここからは私も燗酒ー。
大女将さん直々の、魔法の土瓶(常連さん曰く、本当に酒が旨くなるそうです!)からコップへの注ぎ具合は見事なまでの表面張力ぶり!!そ~っと一口目は迎えに行くのも楽しくなります。
しかし、日本酒に「酢」はやはりベストマッチ!
玉葱があまり合うので思わず「お代わりできますか~?」と尋ねたら常連さんに「それは御法度だよ~」と耳打ちされてしまいました・・・。
真夏に燗酒・湯豆腐は考えてもみなかったけども、汗を拭きつつ自然の風を受けながら杯を傾けるのも昔の時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるようでなかなかのものでしたよ!
池波正太郎の小説、「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ(講談社文庫)で主人公・梅安が自宅で仲間の彦次郎、小杉十五郎等と酒を飲む、又は居酒屋で飲むシーンが度々出てくるのですが、ここで描かれているつまみがどれも大変そそるものばかりなのですよ。(特に冬場の小鍋だて等・・・)
イメージとしてはこれらに通じるものがあると思いました・・・。
会社の昼休み、一瞬の午睡前に読むのに最適本。
全7巻なのだけれど、ついつい持っているのを誤ってまた買ってしまったり、10冊以上に~(゜∀。)
3杯飲んだらスカっと出ていく。正味1時間程度で気分は爽やかな酔い心地です。
お会計はすご~く昭和の価格でした(´∀`*)
追:(壁には、うはwwwww、というような面々の色紙が沢山貼られていました!)
ハマの夜はこれから~。
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