本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

石ガニ汁。締めに雑炊

2013-07-06 01:13:00 | 料理











先日の思いがけぬ「イシガニ」釣果で料理。



なぜか殆ど「オス」でした。フンドシが細いのですぐ分かります。

まあ、夏に向けてオスの身は充実する、とも言われているようですから・・・。




メスは外子を抱いていたのでリリースしてしまったんですが、結構美味らしいですねぇ。


今度は一度だけキープかな?







一先ず、タワシで表面の汚れ、ゴミなどを除去。


大きいのは結構イガイやヘビガイがくっついていたりして貫禄。



全部生きているのでおっかなびっくりですよ。
(強力なハサミで挟まれたら流血必至です。)


チョット冷凍庫に入れとけばよかった。





寸胴にカニと大根の拍子木と、手で裂いたエリンギを入れて水を張る。


中でカサコソ動いてる。



火にかけ、やがて静かになった頃に昆布と美味しい塩投入。

(昆布は出汁が出たら取り除きます。)



適当に酒もドボドボッと投入。





やがてうまそうな匂いがしてきたら醤油をちょろっと垂らして出来上がり。




このかに汁はあくまでカニ風味のおすまし。




メインはこの後の「雑炊」です。















鮮やかに茹で上がったカニ。






これを捌きます。以下の手順で。


①フンドシ外す。

②フンドシの付け根に指を掛けて甲羅をパカッと外す。

③ガニ(エラ)を外す。

④身を左右に切り離してむしゃぶりつく。(若しくはスプーンで取り集め。)
 カニ味噌が濃厚美味!!

⑤甲羅に残った薄皮や味噌も美味。(最後は酒を注いで甲羅酒。)

⑥爪はハンマーかペンチで割ってどうぞ。













少し身を残しておきます。





やはり雑炊用に残しておいたかに汁に適量の冷や飯投入。

(冷や飯はあまり多すぎないように注意ね。)



ご飯に火が通った頃合を見計らって溶き卵を回しかけてファイヤーストップ。



蓋をして少し蒸らせば出来上がり!







盛り付けたあとにほぐし身を載せます。












濃厚なカニ風味が答えられませんなぁ。

イシガニは甲羅からも良い出汁が出るようです。








全てすわぶり尽くしたあとのカニ殻は貴重な肥料になります。


トマトに効果大、らしいですよ。




















タコ釣り用にキープしたカニもいつまで我慢できるか!?

の美味さでした。









時々行く近所でのカニ釣り。



昔は平塚海岸で投げ竿にカニ網つけてヒラツメガ二釣り(通称Hガニ。)やったもんですが、



最近のは↓この本に感化されて。



1巻・2巻合わせて、ガザミはもとより、ヒラツメガ二やショウジンガニ、モクズガニやアサヒガニ。

果てはヤドカリ。





釣魚料理図鑑-我が家でさばこう!うまい魚101(釣り人のための遊遊さかなシリーズ)
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西潟正人氏の「魚愛」には頭が下がります。


「釣魚料理図鑑2」も楽しい本です。




ヒザラガイやイボニシ、サケガシラ、ネコザメなんて普通食べる人います!?


でも、食べる文化はあるんですねぇ。


そのお味や如何に?













↓↓↓過去に戻れるなら「東京水産大学」行きたかったぁ。ひと押しよろしくね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ハル父)
2013-07-06 20:23:15
こんな本があるんですね?
愛媛はサメ食べるし、高知は普通にウツボ食いますね。
郷土料理だって。
伊豆の人はメジナ食べなかったりするし。
魚ほど地方色豊かなのもないですね。
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Unknown (ひたき)
2013-07-07 18:20:04
美味しそうな雑炊、わたしも食べたぁ~い。
イシガニって鋏が大きいのね、硬そうで割るのが大変そうね
返信する

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