原爆投下から76年を迎えた本日9日。長崎市の平和公園で「平和祈念式典」が開かれ、
同市の田上富久市長が長崎平和宣言を読み上げました。そこで、今年1月に発効した
「核兵器禁止条約」に署名・批准していない政府に対し、2022年1月にウィーンで
開催予定の第1回締約国会議にオブザーバー参加するよう求め、原爆投下時、
国が定める被爆地域外にいたため被爆認定されていない「被爆体験者」の救済も
求めました。
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酔芙蓉「八重」
この平和祈念式典に参列した菅義偉首相は、あいさつで「核兵器のない世界の実現に
向けた国際社会の努力を着実に前に進める」と述べる一方、核兵器禁止条約についても
昨年まで参列した安倍晋三前首相と同様、触れませんでした。
広島、長崎での唯一の被爆国である日本が「核兵器禁止条約」を批准しないことの
明確な理由すら、今回も菅義偉首相は「説明」しないどころか、触れもしませんでした。
「核戦争の勝利者は存在しない」は自明のことですので、核廃絶の第一歩として
「核兵器禁止条約」の批准が出来る政権を、選択していくことが私たちに出来る
当面の課題とも思っています。
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むくげ「八重」
夾竹桃が炎暑に咲き、せみ時雨ふる、この季節になると鮮明な記憶となって甦る、
少し先輩の友への思いを綴ってみたいと思います。
その友は、長崎での胎内被爆という重い十字架を生まれながらに背負った方でもありました。
重い血液の病を背負いながらも、自分と同じ辛いめに合う人をこれ以上作ってはならない、
そして、ナガサキに続く原爆の被害を三度起こしてはならない、との強い思いと祈りを秘めた、
行動するキリスト者でもありました。
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芙蓉「うす紅」
また、「怒りを祈りへ」と、想いを深めること、さらに祈ることの深淵を、血気盛んな私に
教え諭した方でもありました。
青春の真っ只中、学び舎の片隅で出会ったその友の印象はあまりに鮮明で、その友によって
教えられ、切り開かれた世界は未だ私の中に鮮明な映像として、また想いの姿として残っています。
23才にも満たない短い生涯を、赤と白の夾竹桃の咲き乱れる、夏の日に閉じましたが、
この友の想いを受け継ぎ、語り継ぐこと。また、詠いつづけること。それを私の一つの
責務として課して来た思いもあります。
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夾竹桃「うす紅」
「平和祈念式典」の日に、手向けの花の一つとして短歌を捧げたいと思います。
☆涙呑みケルンを積みし峰遥か 君逝く葉月 またも巡りて
☆一つだに骨も残さず燃え尽きし かの八月を君は想えと
☆重たかり胎内被爆の十字架よ 無念も言わず君は旅立つ
☆三十路をも待たずに旅立つ君が背に 負いし非核のクルスを継がん
☆ナガサキの背負いきれない悲しみを 抱きしままに君はたびたつ
☆怒りをも祈りに変えよ 君が声 葉月の闇にまたも響きて
☆祈りさえ無力に思える日々を経て 君が想いを静かに継がん
☆声高に叫ぶことなく語り継ぐ 我ら世代の非戦の想い
☆茜雲消え行く果てのきら星か 温めきたる夢のひとつは
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百日紅「白色」
同市の田上富久市長が長崎平和宣言を読み上げました。そこで、今年1月に発効した
「核兵器禁止条約」に署名・批准していない政府に対し、2022年1月にウィーンで
開催予定の第1回締約国会議にオブザーバー参加するよう求め、原爆投下時、
国が定める被爆地域外にいたため被爆認定されていない「被爆体験者」の救済も
求めました。
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酔芙蓉「八重」
この平和祈念式典に参列した菅義偉首相は、あいさつで「核兵器のない世界の実現に
向けた国際社会の努力を着実に前に進める」と述べる一方、核兵器禁止条約についても
昨年まで参列した安倍晋三前首相と同様、触れませんでした。
広島、長崎での唯一の被爆国である日本が「核兵器禁止条約」を批准しないことの
明確な理由すら、今回も菅義偉首相は「説明」しないどころか、触れもしませんでした。
「核戦争の勝利者は存在しない」は自明のことですので、核廃絶の第一歩として
「核兵器禁止条約」の批准が出来る政権を、選択していくことが私たちに出来る
当面の課題とも思っています。
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むくげ「八重」
夾竹桃が炎暑に咲き、せみ時雨ふる、この季節になると鮮明な記憶となって甦る、
少し先輩の友への思いを綴ってみたいと思います。
その友は、長崎での胎内被爆という重い十字架を生まれながらに背負った方でもありました。
重い血液の病を背負いながらも、自分と同じ辛いめに合う人をこれ以上作ってはならない、
そして、ナガサキに続く原爆の被害を三度起こしてはならない、との強い思いと祈りを秘めた、
行動するキリスト者でもありました。
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芙蓉「うす紅」
また、「怒りを祈りへ」と、想いを深めること、さらに祈ることの深淵を、血気盛んな私に
教え諭した方でもありました。
青春の真っ只中、学び舎の片隅で出会ったその友の印象はあまりに鮮明で、その友によって
教えられ、切り開かれた世界は未だ私の中に鮮明な映像として、また想いの姿として残っています。
23才にも満たない短い生涯を、赤と白の夾竹桃の咲き乱れる、夏の日に閉じましたが、
この友の想いを受け継ぎ、語り継ぐこと。また、詠いつづけること。それを私の一つの
責務として課して来た思いもあります。
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夾竹桃「うす紅」
「平和祈念式典」の日に、手向けの花の一つとして短歌を捧げたいと思います。
☆涙呑みケルンを積みし峰遥か 君逝く葉月 またも巡りて
☆一つだに骨も残さず燃え尽きし かの八月を君は想えと
☆重たかり胎内被爆の十字架よ 無念も言わず君は旅立つ
☆三十路をも待たずに旅立つ君が背に 負いし非核のクルスを継がん
☆ナガサキの背負いきれない悲しみを 抱きしままに君はたびたつ
☆怒りをも祈りに変えよ 君が声 葉月の闇にまたも響きて
☆祈りさえ無力に思える日々を経て 君が想いを静かに継がん
☆声高に叫ぶことなく語り継ぐ 我ら世代の非戦の想い
☆茜雲消え行く果てのきら星か 温めきたる夢のひとつは
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百日紅「白色」
軽井沢地域のコロナ感染警戒レベルが最大の5になったとのこと。
軽井沢は首都圏から最も近い魅力的なリゾート地でもありますので、
コロナ感染警戒レベルが上がることは理解できますね。
苦肉の策の「Rose Library」とのことですが、私も含めてブログ友の
皆さん期待して待っていることと思います。
薔薇の名前は結構難しく写真のみで見分けることは難しいので、
「Rose Library」があると嬉しいですね。
色の識別、クラシック系、名前順等々編集も難しいでしょうが楽しみに待ちたいと思います。
コロナ感染の状況を「怖い」と感じるのは正しい認識と思います。
「直観は誤らない」は正しい感性と思います。私達世代の共通認識と思っています。
今回の蓮の花は、いずれも力作ぞろいで、蓮の花の楚々とした中にも
凛とした美しさと、気品を感じさせる風情を存分に写し取っていると
感じました。
おっしゃるように、私は夏に咲く白い花は好きです。特に酔芙蓉や
宗旦むくげの儚げな風情が好きです。
ただ、そんな姿を映す写真撮影は難しいと感じています。
行雲流水さんからは、「花に向って無心になれ」とのアドバイスを
頂きました。難しいとも感じますが、修行の一つとして真向かって
見たいと思っています。
ブログの方針変更をしましたのでお知らせいたします。
理由は以下二つあります。
一つは軽井沢地域のコロナ感染警戒レベルが最大の5になったことで、出歩くのが危険になったことです。
二つは4月12日からほとんど毎日長野県(中信)を紹介して来ました。
中でも私が紹介しているのは中信州地域で、いわゆる軽井沢を中心としたエリアです。
御存じのように長野県は縦に長い県ですので、とても北信や南信を日帰りで撮影出来ません。73歳のおじいちゃんがとても毎日撮影出来るエリアではなく「秋になるまで」中信州の撮影が終了したと言っても過言ではないと思います。
そこで苦肉の策として登場したのが「Rose Library」だったのです。
たまたま8月7日にレイクガーデンに行きまして30個以上のバラを丹念に撮っていましたので、これで行こうと決断しました。
何せ400種類のバラがありますから、安心してブログ活動出来ますよ。
在庫なしという危機感も無くなりました(笑)
様子を見ながら中信州エリアもご紹介致しますが、今は正直怖いです。
Shouさんもくれぐれも気を付けてくださいね。
「木漏れ日に咲く白い蓮の花が素敵」嬉しいですね。
白い蓮の花は「酔芙蓉」や「むくげ」と同じように白くても可憐であり力強さも感じさせますよね。
そう言えばShouさんは「月下美人」といい「酔芙蓉」や「むくげ」など白いお花がお好きな印象を受けます。かく言う私も白い花が大好きです。
今朝「蓮の花」をアップしました。
お暇な折にご覧ください。
行雲流水さんは酔芙蓉、むくげ、夾竹桃、百日紅など、いずれもお好きとのこと。
夏咲く花は楚々としながらも、いずれも強烈な個性を持っていますね。
特に酔芙蓉は、夕暮れ時に夕映えを映すかのように、紅に染まる様は、
なんとも言えない風情を感じます。
8月生まれの、行雲流水さんに似ているのかも知れませんね。
なお、短歌にも目を止めて頂きありがとうございます。想いの掘り下げが
甘い短歌になっていますが、励みとしたいと思います。
酔芙蓉、むくげ、夾竹桃、百日紅など全部私の好きな花です。
8月は誕生月でもあって思い入れが深いのかもしれません。
画像を楽しませていただきました。
歌は、私もkenさん、yamaさんが選んだ句が好きですね。
コメント頂きありがとうございます。
おっしゃる通りですね。今回は大切な文言の読み飛ばしは無いものの、相変わらず
ご自分の言葉で語らず、実効性のない言葉の羅列に終始したとの印象があります。
「核戦争の勝利者は存在しない」との事実を踏まえ、両市長も述べていましたが、
核廃絶の第一歩「核兵器禁止条約」の批准に向けた、具体的な行動を
積み上げていくことが必要と感じます。
お忙しい中、コメント頂きありがとうございます。
とって頂いた短歌は、私の基本的なスタンスでもあります。
遅々とした歩みですが、たゆまず歩みを重ねたいと思っています。
Yamaさんのぶれない、そして、常に前向きに歩む姿勢に学んで参りたいと思います。
コメント頂きありがとうございます。
私は、青春の時代から、ビジネスに情熱を傾けた現役時代、そして
現在にいたるまで、多くの友を知り、彼らから学んできました。
そして、その中でいい奴ほど、あっけない辛い別れを経験してきました。
今回詠った友は、その中でも多大な影響を受けた友でもあり、辛かったです。
「茜雲消え行く果てのきら星か 温めきたる夢のひとつは」の短歌を
とって頂き嬉しいです。私の原点とも言える短歌の一つです。
今日も10時50分から放映された記念式典のことを食い入るように見ましたが、仰るとおり、昨年の安倍前総理同様、「核兵器禁止条約」の批准については全く触れませんでしたね。
「核廃絶に向けて保有国との架け橋となる」とか「核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の努力を着実に前に進める」だとか口先だけで実効性のないことを述べるだけでは核廃絶は出来ませんよね。
唯一の被爆国として毅然たる態度で「核兵器禁止条約」の批准を行い、来年行われる第1回締約国会議に率先して参加すべきだと思います。
核の傘の下でアメリカや中国の顔色を覗い、軍国化に繋がる「ポチ」の行動は必要ないのですから、私達国民が次の選挙で行動を湿すべきだと考えます。
ただただ、合掌
今日はお墓参りで霊を弔ってきました。
またも衝撃的なコメントです。
全ての短歌にShouさんの思いが綴られています。
今日の短歌は1首も批評することは出来ませんが
「茜雲消え行く果てのきら星か 温めきたる夢のひとつは」
は全9首の中で一番温かい感じがします。
友達を思っている感情が溢れています。
特に下の句「温めきたる夢のひとつは」が好きです。