過日、土砂降りの雨の中で挙行された地域の公立中学校の卒業式に招かれ出席して参りました。この学校の学校運営委員として関わっているための招待でしたが、コロナ禍、さらにインフルエンザが依然広がっている中で招待をかなり限定したとのことでした。
「未だ咲き盛る 白花水仙」
この中学校は横須賀市の中でもマンモス校のひとつで、卒業生も200名を遥かに超えていました。従って卒業生全員に「卒業証書」を授与するだけでもかなりの時間を要しましたが、それぞれの生徒の卒業に当たっての想いを秘めた表情が垣間見れ、少なからぬ感動を味わいました。
また、校長先生の卒業生への言葉も、心の籠った説得力のあるもので私達まで改めて学ばせて頂きました。曰く「今までは解答のある問題ばかりが用意されていましたが、これから君たちが立ち向かう世界は容易に解答が見いだせない場面ばかりです。その中で挑戦しつつ自ら解答を見出す努力を粘り強く続けて欲しい」との言葉が印象として残りました。
「ガザニア」
想えば、コロナ禍とインフルエンザ等々による、相次ぐ行事の中止や、学級閉鎖等々の試練を乗り越え無事卒業に漕ぎ着けた卒業生たち。入学時に比べ心身ともに一段と成長し、逞しさを身に着けてきたように見えました。
この中学校とは、子供たちがお世話になっていた関係から、PTAの責任者を担って以降、地域連携の教育力推進委員、技術教育講座の講師、学校評議員さらに、学校運営委員等々、ボランティアの一員として微力ながら関わって参りました。
途中、業務の繁忙さもあり、抜けざるを得ない場面もありましたが、友人たちの助けを借りながらも、なんとかつながりを保ってきました。卒業生の巣立ちの場にも幾たびか立ち会って来ましたが、いつも新たな決意に満ちた生徒たちの表情に触れ、こちらまで励まされる思いを抱いて参りました。
「咲き初める 椿」
今回も在校生の贈る言葉に応えた、想いのこもった群読と合唱は「素晴らしい」の一語では表現し尽くせない、卒業生の決意と底力を感じるものでした。200名を超える生徒たちが心を一つにして、在校生に、父母に、先生に、さらに地域の人々へ感謝を込めて残す言葉は、一つ一つが心に沁みるものでした。
これも、生徒たちが実行委員会を作り自主的に創り上げたものと聴き、感動を新たにした次第です。地域から巣立ち、地域をさらに日本の未来を託するに足りる子供たちが育っていると改めて頼もしく感じた瞬間でした。
(クリンなんて、中高生の合唱コンクールをテレビでみていても感動して泣きます🐻🌊✨✨✨)
校長先生のお言葉、本当にとても印象的なお言葉ですね。頭に残ります。
親でなくても、ボランティアとして、生徒さんたちを見守ってこられたのですから、とても感動されたことでしょう。
それにしても今の時代、統合される中学校も多い中、200人とはとてもマンモス校なんですね。
コメント頂きありがとうございます。
おっしゃる通りですね。ウクライナの惨状をはじめ、世情を見ると心塞ぐことの
多い日々ですが…。若いメンバーたちの明日を見据えた澄んだ瞳と、溌溂とした
表情に出会うと、励まされる思いです。
合唱コンクールもそうですが、生徒たちの演奏や合唱の水準がかなり高くなって
いると最近とみに感じます。先生方の指導の下、それだけ真摯に取り組んだ結果
でしょうが若い力の集中力を信じたいと思います。
これからもよろしくお願い致します。
お心のこもったコメント頂きありがとうございます。
おっしゃる様に、校長先生の贈る言葉は、通り一遍のお話でなく、
心から生徒に語りかける真摯さにあふれ、聞いている私たちも
感動する内容でした。それだけ生徒たちと濃い触れ合いがあったと
感じた次第です。
この学校はかつて400名を超える卒業生を送り出したことも
ありました。これだけの生徒を包み込み導く先生方の労苦も
多大なものがあったと感じています。なお、地域の皆さんとの
関係も良好で、その支援もかなり徹底している印象があります。
これからもよろしくお願い致します。
日本の政治の体たらくは国の衰退を思わせるようなものをも感じさせますが、そんな中で若者たちの巣立ちの始まりとも言える卒業式にはいろんな感激や感動を味わえていいものですよね。
自分はもとより子供たちの卒業式も何十年も前ですが、あの日あの時の懐かしい思い出や涙と胸の高鳴りは忘れることなくよみがえってきます。
ポエットMさんにも同じような思いはあるかと思いますが、ポエットMさんは長い間学校の教育や様々な運営に関する業務にも携わってこられ、卒業式にも関わる立場でその感激や感動をより一層実感されるのだろう・・と思うと私の胸にも伝わり、喜びを感じて震えてきます。
校長先生の卒業生への言葉も素晴らしいですね。
生徒達の胸にも響いたことと思いますし、この先色んな局面で何度か思いだして励みともなるとでしょうね。
埼玉でも卒業式が終わったところもありますし、小学校などはこれからだと思います
先日の私の記事にブログ友からたくさんのコメントをいただき、またこうしてポエットMさんの記事を拝読させていただいたことをきっかけにこの感動をいつまでも残しておきたいと思いますので、今日はこの後、卒業ソングを掲載して私の気持ちを記事にするつもりです。
ありがとうございました。
いつも心に響くコメントを頂きありがとうございます。
おっしゃる通りですね。政権の体たらくを見るにつけ、情けなさを
通り越して哀しくなりますが、このような為政者を選んだ私たちの
責任も改めて考えて行かねばと反省の想いもあります。
そんな中ですが、地域の若者たちの巣立ちに立ち会い、改めて彼らの
成長や、心意気を真近かに感じ「大人たちよしっかりして!」と、
こちら迄気合を入れられた想いでした。
長い事、地域のスポーツリーグの運営にボランティアで参加し、
子供たちの成長を直に感じてきました。
その中で、彼らの若い力はコロナ禍でも、ひしがれることなく、
それを乗り越えてきたと嬉しくなりました。
先ほどfumiel-shimaさんのブログで視聴させて頂いた「旅立ちの日に」の
曲は、埼玉県秩父市の中学校の先生が作った合唱曲なんですね。
作詞は校長先生とのことで、生徒たちとの細やかな、そして濃密な
触れ合いの中で生まれた歌詞と感じました。このような先生たちに
見守られて育つ生徒たちは幸せと感じます。
私達も、地域の一員として、子供たちに恥ずかしくない大人になって
いかねばと改めて想っています。
これからもよろしくお願い致します。