住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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我らの農業協同組合・・・ か?

2010年08月02日 | 日記

 今や、農協組織も金融優先主義におかされ、組織防衛、職員第一と言うことが目先目標になり、『農民の生活が第一』は何処かへ吹き飛んでしまった。
民間企業なら、米のサブプライム破綻で連鎖倒産も考えられる事態まで追い詰められたであろう其の組織は、もはや金融部門を抜きにしては存続が危ぶまれるほど、農業部門の生産性が低い。 現在もその影響を受け続けているのは間違いないが、御多聞に洩れず責任者達の責任回避的動きにより、内容は未だ危機感となって組合員に浸透したと云うことは聞かない。


 アメリカのウォール街の後ろに控える金融資本家達は、郵政資金の民営化(米営化)で其の資金を収奪した後、云うまでもなく農林資金の民営化(米営化)に迫る予定であったことは周知のことである。
 アホな『B層国民』は構わずに、亀井、平沼、城内実氏等の、命を懸けた戦いのおかげで、郵政の民営化の時点で留まっているから、改めて農林預金の民営化は表面化していない。 現在、郵政民営化が米国の脅しに屈するのかどうか、日本にとって最も重要な時期で有る事は間違いない。


 農協組織も、企業で云えば大企業病、公務員社会的に言えば『天下り無責任体制』が跋扈する、淀んだ腐れ会社となってしまった。
 例えば、山形県には農産加工の会社として、山形食品㈱と言う会社がある。
主に、果物の缶詰を作っているのだろうが、農協組織に『負んぶに抱っこ』状態で、とても民間と太刀打ちできる状態ではない。
其の味は、例えば桃の『ネクター』と称される缶ジュース、農協職員がボーナス時期に絨毯爆撃のように、ジュースの注文票を各戸に配らなければ、殆ど売れない代物であろう。

 村の人なら、どなたも農協職員を他人と思ってないから、それは売れることは間違いない。 でも、リピーターは農協職員以外は居ないのではないだろうか。 まずいし、量が少ないし(190g/缶)、高い(約120円/缶)の3拍子が揃っている。
桃の『ネクター』なんか、他メーカーのを数社(5社位)の見比べてみれば一番味が落ちるのは、誰でも感じられるだろう。 其れを言う事が出来ない組織の雰囲気でも有るのだろうか。 一向に味が良くなったと言う感じが無い、ここ30年位は・・・ 。


 下の写真はある農協が、国道に向けて行なっている ディスプレイで、山形の新しい『米の宣伝』である。 農協一社一社、職員一人ひとり、この様に『創意工夫』する気持ちを持ち続ければ、いつかは農民に、其の努力が帰ってくるという事を期待したい。
半数以上が大学に進学する現代、製作、製造、生産する事を軽んじる事が有れば、日本なんて云うちっぽけな国は、アッという間に滅びてしまう。 心したい事である。




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