昨日、あの原発ブログの、武田邦彦氏(中部大教授)が南陽市川西にやってきた。
会場エントランス
ど・田舎では、めったに無いチャンスなので、其の人間性に触れただけでも、私の人間性も彼に近づく事が出来るのではないかと思い、のこのこと出かけていった。
のこのこと言うのは、13万キロを超えた軽のワゴン車では、”ワゴンR” の様な切れ味の良い走りは出来ない、と言うことなのである。
ブログは、前々から拝見しておりましたので、其の繰り返しと言うか、ほとんど枕を聞いただけで、今度はこういう話題に触れそうだなと、予測出来そうな気がしたが其の通りであった。
もちろん、ブログには書けない生の思いを伝える、笑いを誘う言葉も沢山あったが、基本は当然のことながら、ブログの内容をを翻すものはなかったが、当然であろうか・・。
サイン入りの、著書も一冊購入してきたが、やはりこの本もブログに沿った内容で、ざっとめくり読みしたところでは、大体、書いてある内容が分かるような気がした。
署名は『原発事故 残留汚染の危険性』、見開きに今日の日付けとサインが大きく書かれていた。
決して下手と言うほどではないが、数年後にお宝として値打ちが出るものとは、とても思えなかった。
出来る事なら、このサイン入り著作本が、行く末には、5万円位になると良いのですが・・・ 。
この本も、武田教授も、歴史の中に埋もれて行くのだろう。 もちろん筆者の場合は、塵あくたの種類なので、誰にも其の生も死も知られず、宇宙の彼方に吹き飛んでいくのだろう。
歴史を振り返ってみれば、キリストやガリレオを挙げるまでも無く、節目節目に異端児となって歴史を作ってきた人が、必ずどこかに見られるものである。
日本の、高級官僚や東京電力のお偉いさん達のコメントは、いずれも当たり障りの無い、責任をかい潜ったもので、まるで金太郎飴よりも、通り一編のアホコメントだけである。 其の視線の先には、出世と退職金と言う言葉が、チラチラと脳裏を行き交うのだろう。
彼らに言わせたら、それで当然、長い間の経験の積み重ねでそう成ったことに、疑問も違和感も抱く人は居ない。 こんな人達が、ここ数十年の日本の歴史を作ってきたのであろう。
革新も改革も、起こるはずもない、あの『土光敏夫氏』のにこりともせず、口元を引き締めた顔が、夜空で嘆いているようである。
先ごろ、アイコンとクリックを編み出したアップルの『スティーブ・ジョブズ氏』が、鬼籍に入られました。
そんなに早く亡くなられるとは思わず、取り上げることも多く無かった、『スタンフォード大』の卒業式の言葉が、今あっちこっちで取り上げられているようです。
そこで話した三つの話題「点を繋げる」、「愛と喪失」、「死の意識」、やはり印象的なのは、死に対する彼の考え方です。 詳しい事は、検索を掛ければ沢山ありますので省きますが、私に言わせたらやはり彼も異端児の一人であるのだろうと思います。
講演会場内
終了後、赤湯温泉・ご一緒したかったですゥ
一緒に飲みたかった・・ということです
講演を聴いて、武田教授も異端児に分類される人なのだろうか・・ 世間体や他人の視線を気にすることなく、云いたい事を『データ』 をそろえて、聴衆に語りかける。
やはり彼も、異端児に分類して間違いなさそうである。