シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

虫の作ったグラフィティは役に立つか?

2014年09月21日 | 三島フォレストクラブ
所属している三島フォレストクラブの活動で
丸太の皮むきをしていたところ、皮の内側に
「あ~、コイツらかぁ~~~」と思う虫たちを発見。

伐ってからの保管状態にもよるのかもしれませんが、
思ったより沢山の虫が入っているのだねぇ。
皮をむいた丸太を何ヶ月か乾燥させてから
木工作品の材料にするのですが、まぁこんな状態のモノがありますよね。

で、それを更に電動やすりで薄い皮をむいていきますと・・・

模様が出てきた!
グラフィティアートの様です。
はっきりはわかりませんが、最初の画像にあった虫の仕業かなぁと思っております。

こっちにもあった。
なんかカッコイイぞ。

迷路のような、サインのような。
テキトーなように見えて、何か規則性がありそうな気がしないでもない。

そうそう、上の木のヤツとはまた別の生物の話ですが「粘菌」って知ってます?

「コトバンク」の説明によれば以下のような生物なのですが・・・
枯れ木・枯れ葉などの表面にアメーバ状の栄養体(変形体)を広げ、
アメーバ運動をして栄養分をとり、これから球形・円柱形などの胞子嚢(ほうしのう)を出す生物の一群。
ムラサキホコリカビ・ツノホコリカビなど。
分類上、植物界の一門とし、また原生動物の根足虫類(肉質類)ともされる。変形菌。粘菌類。

この粘菌の成長する形が地下鉄の路線の形に似ているそうな。

以下、このページから引用。
世界各都市の地下鉄網の形を分析したところ、それぞれ異なった歴史や地理的条件を持つにもかかわらず「同じ構造」になっていることがわかった。粘菌の成長パターンが実際の都市構造に似ているという研究結果とともに注目されている。

こんなページがありました。

私たちの生活の中では意外なところに、
動物や植物の生態をヒントに作られているモノが多い。

わかりやすいのはベルクロ(マジックテープと言った方がわかりやすいね)って、
オナモミ(いわゆる『くっつき虫』って呼ばれるアレ。服にくっつく草の実)がヒントだし
水をはじく撥水加工はサトイモの葉っぱなどに見られる構造をヒントにしたモノ。

木の表面にアートを作った虫の動きも、効率よく食べ物を得るコースをたどっている、
とかなんとか・・・そんなだったりして。

なんか、役に立つかもしんないよ。

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