PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



昨日は東日本大震災の起きた3.11でした。
今年も、流山市生涯学習センターの多大なご支援を頂戴し、法話会をさせていただきました。震災1年目は、森の図書館で法話とジャズ、2年目は生涯学習センターに会場を移し、法話と歌声、そして3年目にして、法話と声明という会になりました。パチパチ!

もうなんというか、会場にお越しくださる方は、被災された方々のことを慮れる方たちばかりな訳で、私が話すようなことはもう何も無いのです。平日なのでお仕事などお忙しいかったとは思いますが、ほとんどの方は仕事の手を休まれて黙祷されたことと存じます。学校でもみんなで黙とうしたと豚児が言ってました。まだ2千数百名の方が行方不明で、26万7千人の方々が避難生活をされているのです…。

お釈迦さまが『四馬の譬え』というお話を残されていまして、馬には4種類あり、賢い馬は、御者が馬を走らせようとムチを手に取るとすぐに走り出すそうです。次に賢い馬は、御者がムチを振ると走り出す。その次は、振り下ろされたムチが毛先に触れると「うわっ」と走り出す、愚かな馬はムチの痛みが骨の髄まで沁みてから「いてててて~っ!」とようやく走り出す。それと同じように、聡い人は、毎日の生活の中で「私たちの人生には何が起こるか分からない。明日突然死ぬかもしれないのが人生なのだ」と気付く。次に聡明な人は、遠くの村で誰かが亡くなったという知らせを聞いて、世の無常を悟る。次の人は身内が亡くなってそれを知る。愚かな人は自分が病に侵され、死の淵にたってようやく「俺は死にたくねえ!」と慌てるのだと。
いろいろな方の昨日の多様な過ごし方、「震災の日」というものの受け止め方を見聞きし、なんとなく思い出しました。


3.11という震災の日の午後2時46分に、あの場に集った300人の方と一緒に犠牲者の方々に黙祷が捧げられて、被災地の早期復興を祈願できて、本当に良かった。たくさんの浄財もお寄せいただきありがとうございました。姉妹都市の相馬市へ確実にお届けさせていただきます。




写真~
開場したのに誰もいない、、、、ではなくて、開場前にパチリ。

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