「天の龍」と通路を挟んで対峙するのは「地の龍」です。いずれも日本最古と思われている「呉服枝垂;クレハシダレ」です。人の手で仕立てられたしだれ梅の歴史は江戸後期からと比較的新しいのです。この園では全国から仕立てられたしだれ梅約200本を集め続けて、今なお本数を増やし育てています。
園内に一歩足を踏み入れるとまず目に入るのがほぼご神木扱いの「天の龍」と「白虎梅」で、巨大な盆栽のように園の正面にセットされています。毎年見てはいるものの鮮やかなピンクに彩られたこの二本はまたこの園に来てよかったと思わせてくれます。
ウェザーニューズのピンポイント情報の、10時までは☀マークの報を信じて、8時開園に間に合うよう東名阪道を駆けました。鈴鹿の森庭園に着いてみるとすでに行列ができていました。予報通り短い時間でしたが、青空の下で、満開のしだれ梅を今年も見ることができました。(3月7日撮影)