日本の山城ランキングベスト１ 苗木城跡 ３５

木曽川から天守跡までは標高差約１７０ｍあります。苗木城の城主はかって地元の豪族だった遠山氏です。戦乱の時代から明治維新まで、この山頂に築かれた城を中心に苗木領を治めていました。

日本の山城ランキングベスト１ 苗木城跡 ３４

天守が建てられていた頂上に着きました。ここではすべてが自然の巨岩の上です。山の頂上にある二つの巨岩にまたがる形で、岩に掘られた穴に柱を立てた三層構造の天守閣になっていたと伝えられています。現在は天守の柱を立てた穴を利用して展望台が造られています。

日本の山城ランキングベスト１ 苗木城跡 ３３

見上げると天守展望台の木組みがすぐ近くです。

日本の山城ランキングベスト１ 苗木城跡 ３２

武器蔵跡から木曽川の方向を見ます。少し尖った岩が張り出しています。かってここに矢倉が建てられていて、物見の兵が眼下に見える木曽川やその周辺から押し寄せるかもしれない敵を見張っていました。

日本の山城ランキングベスト１ 苗木城跡 ３１

本丸口門を入ったところに武器蔵の跡があります。鉄砲や弓矢などが置かれていました。城山は急峻な岩山に見えますが、ところどころにこうした平地を造り蔵などを建てていたのですね。