天守に登る道にむかいました。上方を見上げると、オーバーハングした岩が崩れ落ちんばかりです。
天守に続く道は広場の隅にある大門跡から始まります。大門は自然の巨岩に守られ、通る人を威圧するかのようです。馬酔木（あせび）が今満開の時期を迎えています。
山の南側から登ってきて、風吹門を通り、大矢倉の石垣を通り過ぎたところに「駈門」があり、このあたりがチョッとした平地になっています。この広場から苗木城跡を曲げると大きな岩が集まった小山にしか見えず、およそお城というイメージからほど遠い眺めです。
南側の風吹き門から入城し、大矢倉の石積にたどり着きましたが、山の北側の急斜面を登って「駈門」からも入城できます。
