読書日和

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鉄砕牙と天生牙

2013-04-18 21:30:47 | ウェブ日記
鉄砕牙(てつさいが)と天生牙(てんせいが)。
以前「週刊少年サンデー」という雑誌に掲載されていた『犬夜叉』(著:高橋留美子)という漫画に出てくる刀の名前です。

鉄砕牙は、鉄を粉砕する牙と書く、攻撃力抜群の刀。
その力は「一振りで百の妖怪をなぎ倒す」と言われています。

天生牙は、天を生かす牙と書く、癒しの力を持つ刀。
その力は「一振りで百の命を救うも可能」と言われています。

全く違う特性を持つこの二つの刀。
これを意識したわけでもないのですが、ブログ記事を書くときに、同質の問題でも鉄砕牙的な書き方をする時と天生牙的な書き方をする時があります。
まず以下の二つの記事が鉄砕牙的な書き方をした場合。
「タレントのフィフィさん、言論弾圧の被害に遭う」
「続・タレントのフィフィさん、言論弾圧の被害に遭う」

続いて以下が天生牙的な書き方をした場合。
「せっかくの雛祭りに…フジテレビがまさかの悪行」

私は基本「です」「ます」調で統一するので、両者の記事は一見同じように見えますが。
これらの記事をよく読み比べてみると、結構な違いがあるのが分かるかと思います。
鉄砕牙的な書き方のほうは丁寧に書きながらも攻撃力を重視していて、刃を研ぎ澄ましている感じです。
一方天生牙的な書き方のほうはあまり攻撃力は重視しておらず、まあフワッと一振りしているような感じですね。

ただこの二つは全くの同質、同根の問題を扱っているんですよね。
同じ問題でも書き手の心境一つで随分雰囲気が変わるということです。
鉄砕牙と天生牙、どちらを使うかはその時々の判断次第です。

最近はまたフィフィさんがツイッターで妙な方々に攻撃されているようなので、私も鉄砕牙を抜刀しようかなと思ったのですが。。。
あれを抜刀するにはちょっと気力が足りないようです。
何だかんだで強大な殺気を練り込むし、文章が乱れないように制御しないといけないしで、なかなか書くのも大変です。
そんなわけで、フワッと一振りの天生牙にてご勘弁。
まあ一つ言えるのは、芸能界も、そこに付随する方々も、実にタブーだらけで物騒極まりないということです。
フィフィさんのように真っ当なことを言うと干される業界ですからね、怖い限りです。