読書日和

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大詰めの安全保障法制

2015-09-18 21:09:30 | 政治
参議院で審議されている集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制が一昨日から大詰めを迎えています。
平和安全法制特別委員会での採決を巡り、国会では野党が徹底抗戦して非常に激しい暴力的な雰囲気になっていました。
国会前には安全保障法制に反対する人達が詰め掛けて抗議活動をしています。
平和安全法制特別委員会での採決が済んだことで、この後は参議院本会議での採決があるため、激しい抗議はまだ続きそうです。
しかしこの野党国会議員や抗議活動の人達から「具体的にどうやって平和を守るのか」のまともな案を聞いたことがありません。
ただ単に騒いでいるだけです。

一昨日のお昼のニュースで、1歳の子供を連れて抗議活動に来た33歳の女性の話がありました。
「法案が成立したら戦争になるため、いてもたってもいられなくなり子供を連れて駆け付けた」と言っていました。
また、安全保障法制に反対する一般の学生の団体を自称するSEALDs(シールズ)も激しく抗議活動しているようです。
SEALDsについては日本共産党傘下の極左過激派暴力集団「民青同(日本民主青年同盟)」が主導していて、全然一般の学生ではないことが既にバレています。

反対している人達は国会議員も抗議活動の人達も必ず「戦争法案だ」と口を揃えます。
やはりすぐ隣の国の現状を見る気はないようです。
戦争に向かっているのは日本ではなく中国です。
現在進行形で南シナ海及び南沙諸島を侵略してフィリピン、台湾、ブルネイ、ベトナム、マレーシアと激しく対立し陸でもインドやブータンの領土を侵略してやはり激しく対立。
日本の尖閣諸島についても領海侵犯を繰り返し、ついには領空侵犯までし、領土を侵略しようとしています。
武力で他国の領土、領海を奪い取る凄まじい覇権主義国家ぶりを露わにしています。
つい先日の9月3日には「抗日戦争勝利70周年記念式典」として大規模な軍事パレードを敢行。
中国人民解放軍から1万2千人が参加し、戦車、戦闘機、弾道ミサイルといった兵器が多数登場していました。
弾道ミサイルは短距離、中距離、長距離それぞれが登場し、特に長距離の大陸間弾道ミサイルにも核弾頭が搭載可能となっていることには大きな意味があります。
これはアメリカのほうまで核ミサイルを撃ち込めるようになったということであり、軍事的な威嚇となっています。
中国に領土領海を現在進行形で侵略されている南シナ海及び南沙諸島の国々にとっても中国の軍備の益々の増強ぶりはかなりの脅威となっています。

しかし、安全保障法制に反対する人達はこの実態を見る気がないようです。
そういった人達は文字通り”軍”を率いて武力で日本を始めとする他国の領土を侵略しようとする中国については一切を見ないようにして何も言わず、日本が中国の侵略から国家国民を守ろうとする時だけ「戦争反対!」と叫びます。
戦争反対と言うなら中国に言うべきです。

アジア太平洋地域の平和を乱す覇権主義国家・中国による領土領海の侵略を食い止めるためには、一ヶ国だけでは無理です。
地域の国々で協力して防衛する必要があり、ここに集団的自衛権の必要さがあります。
包囲網を組んで「中国の侵略を許さない」というメッセージを発し続ければ、さすがの中国も迂闊には戦争を仕掛けられなくなります。
平和とは憲法9条を狂信的に崇拝していれば守れるようなものではありません。
領土を侵略してくる国があるという現実をきちんと見て、対策を立てることで初めて守ることができます。
抑止力を向上させ、中国に「この国は迂闊に侵略できない」と侵略を思い止まらせることが必要です。
日本も尖閣諸島を侵略されそうになっている紛れもない当事者なのですから。
中国に侵略をさせないために、つまり平和を守るために、私は安全保障法制に賛成します。