ギフチョウの食草、ヒメカンアオイ。
あまりに地味な色の花なので、カタクリやショウジョウバカマ、
キクザキイチゲ、イカリソウ、タチツボスミレなどに
見とれていると、その存在さえ気づけません。
丸い葉の下を覗き込むと咲いていた
チョコレート色の花。
種子をアリに運ばせて分布を広げるらしいが
移動速度が遅く、実際にはなかなか広がっていかない。
ギフチョウの姿が消えた頃、葉の裏に小さな卵を見つけると
宝物を見つけたようで、とてもうれしい。
姿を消しつつあるカンアオイやギフチョウ、
何とかして住める環境を残してあげたい。