よく図書館を利用する。
この写真集も市立図書館で借りたもの。
岩波フォト・ドキュメンタリー/
世界の戦場からのシリーズの環境編です。
中味のタイトルは、
滅びゆく森 拡大する砂漠
破壊される大地 欲望の爆発
戦いと破壊 犠牲になる人々
未来への祈り
となっていて、前半は写真で構成され、
後半はその写真に対してのメッセージ文が書かれている。
地球規模で見たこの星の現実がひしひしと迫ってくる。
その文中で私が共感し、ピックアップしたメッセージが以下。
「人々が追いつめられる重大な要素に、地球レベルで静かに、
だが確実に進行している自然破壊がある。そのような事実を
解りながらもなお、人間は、国家単位の思考しか持てず、
為政者たちは、利益や国益を追い求めるだけだ。だが今本当に必要なのは、
地球レベルで事象を捉える視点、太陽や風や、草や木や、
虫や動物の声なき声を聞く能力なのである。」
「限られた惑星、地球の環境と人間はどう共存して行くのか?
その答えの中に、地球に生きる人類の未来がある。」
この写真を撮ったのは、フォトジャーナリストの桃井和馬氏。
現代文明を扮装や環境の視点から世界各地で取材、
検証を続けているという。
ぜひ、手にとってみてほしい本である。
そして、私は一体自分に何が出来るのかを考えてみる・・。