みなさんは、「仏教」という言葉を聞いたら、何あるいはどういうことを連想するでしょう?
まず、ノートなどを出して、思いつくことをできるだけたくさん書き出してみてください。
例えば、お葬式、法事、お墓、お位牌、仏壇、お線香、死、地獄-極楽、輪廻……といったことでしょうか。
あるいは、お札、お守り、お賽銭、お参り、縁起かつぎ、おみくじ、占い、おまじない・加持祈祷、おかげ(ご利益)や祟り……といったことかもしれません。
「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華経」とか「南無大師遍照金剛」といった言葉の場合もあるでしょう。
あるいは、奈良、京都などにある仏像やお寺やその庭などを思い浮かべるかもしれませんね。
縁起とか無常とか無我、あるいは空などの仏教思想に関する言葉を連想される方もいるでしょう。
どれもみな「仏教」に関係することにはちがいありませんが、それぞれがどんな意味をもっているか、特にそれらが全体としてどういうふうにつながっているか、聞かれたらどのくらい説明できそうですか?
だいたい説明できそうだという方は、日本の精神的な伝統をちゃんと受け継いでいるといっていいでしょう。
ほとんど説明できない方は、失礼ながら日本の精神的な伝統をほとんど見失っているということになると思います。
これは、白か黒ではなく、いろいろグラデーション、バリエーションがあると思いますが、10から0までのスケールで、自己採点してみてください。
10に近い方、さらに深めていきましょう。
0に近い方、さあ出発です。
*写真は大津の天台真盛宗大本山西教寺の石仏です。衆宝王菩薩といい、「7種の宝を集めるようにすべての善行を宝として集める」菩薩だそうです。
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