事件と報道

2005年12月11日 | いのちの大切さ

 幼い女の子が殺害されるという事件が3件も連続で起こりました。

 本当に心が痛みます。

 たまたまふだんあまり見ないニュースとバラエティの番組を見ていたら、これらの事件が報道されていました。

 そして、よく聞く

 「今、日本の大事な何かが音を立てて崩れていっているような気がします」といったセリフと

 「なんとかしなければならないと思います」いうセリフが語られていました。

 こういうセリフを聞く度に、ある種のむなしさと怒りと非常な残念さを感じます。

 「崩れていこうとしているのは、何かといったあいまいなものではなく、社会全体としての倫理性の水準ではないか」、

 「なんとかといった漠然としたことではなく、しなければならないのはコスモロジーの再構築とそれによる社会全体の倫理性の再構築以外の何だというのだ」

と思ってしまうのです。

 もちろん、当面の対策、子どもの送迎、地域の力による監視体制、防犯カメラなどなど、できるだけの工夫は必要です。

 しかし、そうした外面の対策に加えて、何よりも長期的展望による内面の再構築に向けた本格的な対策がなされなければ、事態は日を追って悪化するほかない、と私には思えるのです。

 これは単なる抽象論、理想論にすぎないのでしょうか?

 みなさんは、どうお考えですか?


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