レポートの採点開始

2005年12月27日 | 心の教育

 今日も孫娘とのつきあいに一日が暮れましたが、気になるので、合間を見てはレポートの採点をし始めています。

 まだ20通くらい読んだだけなのに、今年も学びの結果のうれしい感想が次々と出てきます。

 2大学、3学部の600通ほどのレポートを読み進めるうちに、もっともっと出てくるでしょう。

 すべてご紹介したいほどですが、とりあえずその中の1つを掲載しておきます(学生たちには予め了承を取ってあります)。


 武蔵野大学 3年 女

 個体性として考えるのではなく、全体性・宇宙性で考えるというのは何てすばらしいのだろうと思いました。

 人には様々な煩悩があり、苦しみますが、この唯識の考え方でアーラヤ識に熏習していけば、どんどんマナ識が変わり、意識が変わり、さわやかに生きられるんだろうなと本当に思いました。

 この考え方は昔も今も、そしてこれから先にとっても生き方の役に立つ考え方で、宇宙と私・あなたは一体、全ては一体ということが解ることは、すごく大切なことだと思います。

 煩悩が浄化され、無住処涅槃に入るということはとても大変だけど、それまでの過程1つ1つはとても重要で、最終目的まで達したら、どんなにすばらしい、さわやかな人生が送れるのだろうと思いました。

 これからの人生での生き方について真剣に考えるようになりました。

 すばらしい考え方だと思います。

 教えていただき、本当にありがとうございました。


 私の授業は出席を取っていないのですが、この女子学生もそうですし、大多数の学生が皆勤、ないしそれに近い率で出席し続けてくれました。

 「教えていただき、本当にありがとうございました」といった感謝の言葉を読むたびに、「伝えたかったことを受け止めてくれて、本当にありがとう」という言葉が心に浮かびます。

 もちろん、心に浮かべるだけではなく、1月の最終授業では、はっきりと言葉に出して、学生たちに感謝をしたいと思っています。


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コメント (5)
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