春が近づき、草が萌え、木の芽がふくらんできます。
今日は、曹洞宗島根県布教講習会の講演に出かけます。
「こうしたら若者に仏教が伝わった」というタイトルで90分×2回、この授業でお話ししていることのダイジェスト版をお伝えするつもりです。
そして、曹洞宗の布教師のみなさんと、ぜひ、コスモロジー的仏教の理解を共有して、多くの人に伝える共同作業に向けて大きな合意を得たいと願っています。
それにちなんで、『正法眼蔵』の好きな言葉をまた一つご紹介していきます。
いはゆる経巻は、尽十方界これなり。経巻にあらざる時処なし。……あるひは百草の文字(もんじ)をもちひ、あるいは万木(まんもく)の文字をもちひる。(「仏経」巻)
「いわゆるお経(真理の言葉)というのは、全世界がそれである。お経でないような時も所もない。……ある場合にはさまざまな草を(お経の)文字として用い、ある場合にはさまざまな木を文字として用いる」というのです。
草や木を真理の言葉を表現する文字として使うのは、さあ、誰・何でしょう?
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