曹洞宗島根県布教講習会に行って、昨夜帰ってきました。
講習会でお話ししたことについては、非常に確かな手ごたえを感じました。
日本の仏教が「つながりを大切にする心」を育ててきたこと、それが「供養仏教」の本質であること、それは「縁起」の理法を庶民に伝える方便として深い意味があった(今でもありうる)こと、現代科学のコスモロジーを媒介・方便とし霊性仏教と哲学仏教をエッセンスとして再確認し供養仏教と統合すること……といった提案に共感してくださった方がきわめて多かったのではないかと感じました。
私は、かつて「日本仏教は絶滅寸前です」といっていました。
いろいろなことを見ていて、最近は、「ほとんど絶滅したんじゃないですか」とまでいうほかないという気分でした。
しかし、もしかすると復活しうるのではないか、という強い希望を今回は感じさせていただけました。
諸菩薩、希望の法師のみなさんに会えた、という感じです。
読者のみなさん、もうおわかりいただいていると思いますが、これは、単なる特定宗教としての曹洞宗や仏教の未来の話ではなく、日本人の精神性の未来の話なのです。
*写真は、大田市の三瓶山、とてもゆったりとしたいいお山です。山麓にある天台宗のお寺のご住職は30数年来の友人で、いつかそこで、ワークショップをさせていただこうと思っています。
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