一関市藤沢町黄海地区南東部、丘陵上から集落道を下って行くと、山蔭で薄暗くなった場所が
あります。道路の法面には何種類かの羊歯植物が生えていて、その中にナライシダらしきもの
が何本か生えています。葉身が五角形状で4回羽状中~全裂、葉質が薄いことからナライシダ
でしょうが、仲間に何種かあるので、後で羊歯植物図鑑で調べることにしましょう。
二枚とも2019.10.16撮影
ナライシダには岩手県以南の本州~九州に分布するナンゴクナライシダと、北海道~九州に分
布するホソバナライシダがあります。それと、悩ましいことに両種の中間型もあるようです。
葉の最小単位である裂片の形を見ると、多くは切れ込みが無いか、あっても浅いのでナンゴク
ナライシダと思われます。ただ、羽軸表側に毛が少ないところがホソバナライシダの特徴を示し
ていたりするので、中間型なのかも知れません。
2019.10.16撮影
オシダ科ナライシダ属の常緑性羊歯で、岩手県以南の本州~九州に分布する。
低山~山地のやや湿った林床や林縁に自生し、草丈は30~60cm。
根茎は長く横走し、まばらに葉を生じる。葉柄はふつう赤褐色、鱗片は褐色~淡褐色でやや
疎らに付く。葉身は5角状広卵形で3~4回羽状複葉、長さ25~40cm、幅25~35cm。
葉質は薄い草質でやわらかい。羽片は披針形~広披針形、鋭尖頭、羽軸の溝は中軸の溝に流れ
込まない。羽軸と小羽軸の表に毛が密生する。小羽片は三角状広披針形で、内側が先につき、
裂片の幅はホソバナライシダより幅広く、鈍頭。
胞子嚢群は裂片の切れ込み近くの脈上につき、苞膜は腎円形でふつう全縁、直径1~1.5mm。
あります。道路の法面には何種類かの羊歯植物が生えていて、その中にナライシダらしきもの
が何本か生えています。葉身が五角形状で4回羽状中~全裂、葉質が薄いことからナライシダ
でしょうが、仲間に何種かあるので、後で羊歯植物図鑑で調べることにしましょう。
二枚とも2019.10.16撮影
ナライシダには岩手県以南の本州~九州に分布するナンゴクナライシダと、北海道~九州に分
布するホソバナライシダがあります。それと、悩ましいことに両種の中間型もあるようです。
葉の最小単位である裂片の形を見ると、多くは切れ込みが無いか、あっても浅いのでナンゴク
ナライシダと思われます。ただ、羽軸表側に毛が少ないところがホソバナライシダの特徴を示し
ていたりするので、中間型なのかも知れません。
2019.10.16撮影
オシダ科ナライシダ属の常緑性羊歯で、岩手県以南の本州~九州に分布する。
低山~山地のやや湿った林床や林縁に自生し、草丈は30~60cm。
根茎は長く横走し、まばらに葉を生じる。葉柄はふつう赤褐色、鱗片は褐色~淡褐色でやや
疎らに付く。葉身は5角状広卵形で3~4回羽状複葉、長さ25~40cm、幅25~35cm。
葉質は薄い草質でやわらかい。羽片は披針形~広披針形、鋭尖頭、羽軸の溝は中軸の溝に流れ
込まない。羽軸と小羽軸の表に毛が密生する。小羽片は三角状広披針形で、内側が先につき、
裂片の幅はホソバナライシダより幅広く、鈍頭。
胞子嚢群は裂片の切れ込み近くの脈上につき、苞膜は腎円形でふつう全縁、直径1~1.5mm。
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