里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ミスミソウ 花後の新葉 

2020-05-07 | 日記

栗原市栗駒沼倉地区北部、杉林の中の荒れた作業道を上って行くと、やがて行き止まりに
なり、そこから小沢に下りる微かな踏み跡があります。
たぶん、カモシカが歩いた跡でしょう。その対岸の斜面には、支尾根まで続く急な窪地が
あるので、これを登ることにしましょう。

支尾根近くまで登ると、上にはクマザサが茂っていて登りにくそうです。どうするか迷って
辺りを見渡していると、西向きの斜面の杉林際にミスミソウらしき新葉を見つけました。
まだ展葉したばかりの新しい葉ですから、濃いめの若草色をしています。

                              二枚とも2020.5.2撮影

ミスミソウの葉をよく見ると、ふつうの緑葉と緑白色の斑入りの二種類があって、斑入り
は少数で2割ほどでしょうか。葉数の多い大株から、葉が小さく葉数も少ない若い株まで
様々入り混じっていますから、年々株が増えているのではないでしょうか。
この杉林際の斜面全体では、50~60株は生えているでしょう。

ミスミソウの花は、宮城県北の低山では3月下旬~4月上旬に咲きます。
その頃はまだ前年の葉が付いていて、それで冬を越したわけですからかなり傷んでいます。
花が終わるころになって、ようやく新葉がチョボチョボと出てきます。

                                  2020.5.2撮影

ミスミソウは2016年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/1b09ad67c3d4f964b7284622058eb135

 

 



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