ハッカ 山裾の草地に群生

一関市花泉町日形地区の北東部、北上川に注ぐ沢の中流あたりの低地に、４～５枚
の田んぼがあって、今も耕作されています。山裾と田んぼの間が草地になっていて、
遠目ながら水色の花が群れ咲いているように見えます。
草地に踏み込んで確認すると、ハッカが群生していて、今がちょうど花の盛りのようです。
ヨモギやつる草が茂っているので、三箇所ほどに分断されてはいますが、たくさんの花を
咲かせています。淡い青紫色の花色が、爽やかな香りと合っていますね。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二枚とも2018.9.10撮影

今年の夏は極暑で、日々の暮らしでは大変な思いをしましたが、庭先や山では蚊が少なく、
とても助かりました。山歩きでは一度も虫除けスプレーを使いませんでした。
ところが先週あたりから目立って蚊が増えてきて、顔にポツポツと刺された痕が残っています。
首周りは市販の虫除けスプレーをしますが、目鼻のある顔にはあまりスプレーしませんから。

さて、ハッカから作られるハッカ油には、虫除け効果があるそうです。
ハッカ油はハッカを蒸留～精製してつくられる、100％天然由来の精油です。人間にとっては
爽やかな心地よい香りなのですが、虫にとっては強烈に嫌な臭いで、そのためハッカ油を塗った
部分には近寄らないのだそうです。NHKの撮影スタッフはハッカ油と消毒用アルコールなどを
混ぜて、虫除けスプレーを自作しているそうですが、成分が揮発するため効果が長持ちしない
のだとか。そのため、小まめにスプレーしなければならないのだそうです。
でも、顔でも安心してスプレーできそう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2018.9.10撮影

ハッカは昨年の９月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ハッカ　耕作放棄田に群生