一関市花泉町日形地区の北東部、北上川に西から注ぐ沢があって、これに沿って林道
が延びています。砂利道を上がって行くと、牧草地や田畑が点在する丘陵上に出ます。
林道はさほど荒れておらず、私の車でも上がれますね。緩やかな坂を上がりきった辺り
は、若い雑木林になっています。林道沿いの林縁は草地になっていて、ヤクシソウやア
キノノゲシがボチボチ咲き始めています。
そんな草地に注目しながら歩いていると、赤紫色の小さな花が咲いています。
立ち止まって確認するとヨツバハギの花で、前方を見ると点々と咲いていますね。
林道沿いの、木洩れ日の当るやや乾いた草地がお気に入りのようです。
二枚とも2018.9.10撮影
ヨツバハギはここ数年探し求めていた花で、登米市北部の丘陵地に自生しているのは見つけた
ものの、7月時点で花が咲いておらず、残念な思いをしておりました。
植物図鑑には、花期が7~10月となっていますから、いつ本気で探せば良いやらと時季を絞り
込めずにいました。それがこうして花期に群生地を見つけられたわけですから、非常に幸運だった
と言えるでしょう。
ヨツバハギは、都府県の半分ほどが絶滅危惧種に指定しているようです。
該当する京都府を例に挙げると、ゴルフ場や住宅地の造成などが、生存を脅かす主要因であると
分析しています。
二枚とも2018.9.10撮影
マメ科ソラマメ属の多年草で、北海道~九州に分布し、草丈は40~80cm。
丘陵地~低山の林縁や草地、林道沿いなどに自生し、やや乾いた場所を好む。
茎はかたく稜があり、直立または斜上する。
葉は互生し、下部の葉には長さ1~5cm の柄がある。偶数羽状複葉で、小葉は2~3対付く。
葉身は楕円形で長さ2~4.5cm、ほとんど無柄。先端は鈍頭~円頭だが、稀に鋭頭。
葉質はかたい洋紙質で、葉脈は下面に隆起し目立つ。葉の先端は巻きひげになるが、それが
小突起に退化していることも多い。托葉は半切卵形でやや大きい。
花期は7~10月、茎の先端や上部の葉腋から総状花序を出し、紅紫色の蝶形花をやや下向き
に5~15個付つける。花の長さは10~12mmで、咲き進むと青みが増す。萼片は5枚。
果実は狭長楕円形の豆果で、長さは3~4.5cm、中に3~5個の種子が入る。
が延びています。砂利道を上がって行くと、牧草地や田畑が点在する丘陵上に出ます。
林道はさほど荒れておらず、私の車でも上がれますね。緩やかな坂を上がりきった辺り
は、若い雑木林になっています。林道沿いの林縁は草地になっていて、ヤクシソウやア
キノノゲシがボチボチ咲き始めています。
そんな草地に注目しながら歩いていると、赤紫色の小さな花が咲いています。
立ち止まって確認するとヨツバハギの花で、前方を見ると点々と咲いていますね。
林道沿いの、木洩れ日の当るやや乾いた草地がお気に入りのようです。
二枚とも2018.9.10撮影
ヨツバハギはここ数年探し求めていた花で、登米市北部の丘陵地に自生しているのは見つけた
ものの、7月時点で花が咲いておらず、残念な思いをしておりました。
植物図鑑には、花期が7~10月となっていますから、いつ本気で探せば良いやらと時季を絞り
込めずにいました。それがこうして花期に群生地を見つけられたわけですから、非常に幸運だった
と言えるでしょう。
ヨツバハギは、都府県の半分ほどが絶滅危惧種に指定しているようです。
該当する京都府を例に挙げると、ゴルフ場や住宅地の造成などが、生存を脅かす主要因であると
分析しています。
二枚とも2018.9.10撮影
マメ科ソラマメ属の多年草で、北海道~九州に分布し、草丈は40~80cm。
丘陵地~低山の林縁や草地、林道沿いなどに自生し、やや乾いた場所を好む。
茎はかたく稜があり、直立または斜上する。
葉は互生し、下部の葉には長さ1~5cm の柄がある。偶数羽状複葉で、小葉は2~3対付く。
葉身は楕円形で長さ2~4.5cm、ほとんど無柄。先端は鈍頭~円頭だが、稀に鋭頭。
葉質はかたい洋紙質で、葉脈は下面に隆起し目立つ。葉の先端は巻きひげになるが、それが
小突起に退化していることも多い。托葉は半切卵形でやや大きい。
花期は7~10月、茎の先端や上部の葉腋から総状花序を出し、紅紫色の蝶形花をやや下向き
に5~15個付つける。花の長さは10~12mmで、咲き進むと青みが増す。萼片は5枚。
果実は狭長楕円形の豆果で、長さは3~4.5cm、中に3~5個の種子が入る。
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