里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ハハコグサ 日形の農道

2020-06-30 | 日記

一関市花泉町日形地区北部、砂利敷の農道を緩やかに上がって行くと、路肩や法面に黄色
い花が群れ咲いています。茎や葉が緑白色なのでハハコグサと思われますが、花期は5月
だったような ? 6月下旬に、こんなにたくさん咲いているとは驚きです。

いま花の咲いている株の他に、草丈が30cm以上もあって、花が既に綿毛になっている株も
たくさんあります。ハハコグサは二年草で、根生葉で冬を越し5月頃に花を咲かせます。
それらが草丈のある株で、花も綿毛に変わっているのでしょう。
それに対して花を咲かせている株は、早春に発芽したために花期が1~2ヶ月遅くなり、
6月下旬の今、花を咲かせているものと推測されます。

                              二枚とも2020.6.24撮影

ハハコグサは縄文時代後期に、ムギ類の栽培とともに朝鮮半島経由で渡来した、史前帰化
植物の1つとされます。原産地は中国~インド。

ハハコグサの和名は、古い呼び名のホウコグサにあるようです。
全草に毛が多い状態、或いは綿毛を付けた種子の様子を「ほほけ立つ」と言ったようで、
そこから来たホホケグサから転訛したという説があります。

                                  2020.6.24撮影

ハハコグサは2018年の1月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/8fa31fb1631f04f5835be983c9bc7d28

 

 



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