里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ミズキ 繭玉飾りの木 

2019-01-27 | 日記
南三陸町戸倉地区南西部、沢沿いの林道を歩いていると、対岸の沢近くに赤い枝の若木
が茂っています。これはミズキの枝で、若い枝は冬に赤紫色に染まり、芽吹きの頃まで
その色を保つようです。成木でも、枝の先端の新枝部分は赤みを帯びています。

ミズキは写真の木のように沢沿いでよく見かけますが、それ以外でも道路法面や、山間の
耕作地周辺、伐採跡地など日当たりの良い場所でよく見かけます。




                             二枚とも2019.1.23撮影

小正月(1月15日)行事の中に「繭玉飾り」があります。地域によっては「ミズキ団子」とか
「団子さし」などとも呼ぶようですが、ミズキの枝に団子や切り餅をさして飾る行事です。
団子や餅は作物の実りに見立てて、その年の豊作や無病息災を祈願するもので、団子や餅は
多ければ多いほど縁起が良いとされるようです。
なぜミズキの枝を使うかですが、ミズキの枝が赤いのを「吉祥」、小枝がみな上向きなので
「運が上向く」などと解釈して用いたのでしょう。


〈米沢の伝統文化 団子の木より〉


                                 2019.1.23撮影

ミズキは2017年の6月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ミズキの白い花








最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (夏侯惇)
2020-02-29 07:55:48
夏侯惇
返信する
Unknown (大黒柚姫)
2020-02-29 07:54:07
浦部春香
返信する
Unknown (井関友香)
2020-02-29 07:53:26
繭玉
返信する

コメントを投稿