一関市花泉町、丘陵地中腹から南向きの斜面に拓かれた、田んぼの間の畦道を下って行く
と小さな溜池があって、その畔にズミらしき低木が枝を広げています。
歩み寄って確認するとやはりズミの木で、枝には直径6~8mmの実がたくさん生ってい
ます。実は青いながら、大きさは完熟した実とあまり変わらないまでになっています。
9~10月になると実は赤く色づきますが、酸味と渋味が強いので野鳥もまだ食べません。
晩秋になって霜に当たると、軟らかくなって酸味や渋味も抜け、野鳥が食べにきます。
アカハラ、カワラヒワ、ツグミ、ヒヨドリなどの野鳥が好んで食べるようです。
そして糞とともに種を排泄しますが、運よく生育条件の良い場所に落ちた種が発芽して、
こうして実を付けるまでに生長するわけです。この丘陵地には溜池や耕作放棄田が点在し
ていますから、この木が好む湿った場所はたくさんあります。
三枚とも2022.7.18撮影
ズミは2018年の9月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/50498db8ed541c3e5fa7d485e4f16b9c
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