里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アワブキの花 松島丘陵

2018-06-25 | 日記
東松島町上下堤地区の南部、丘陵地の裾に沿った農道を上がって行くと、奥に大きな
ため池があって、その周辺の雑木林の何箇所かに、白い花が咲いているのが見えます。
堤体近くの花は樹下まで歩み寄れるので、間近で観察することができました。
これはアワブキの花ですね。やや湿気を好む樹種のようで、山地の沢沿いの斜面や、
沿岸部の山裾などで時々見かけます。




                             二枚とも2018.6.17撮影

泡を盛ったかのように、白っぽい小花が無数に咲いていますから、これが名前の由来と思いたく
なりますが、正解は「枝を燃やすと、切り口から泡を吹くことから名付けられた」

ちょうど花の季節に出合えればよいのですが、さほど個体数の多い樹種ではないので、それは
難しいでしょう。アワブキの葉には特徴があって、葉が大きく、長さが20cm以上もあること。
葉脈が20対以上あって、それが平行に出て葉縁に達していることなどを記憶しておきます。
山歩きの際に葉で自生地を見つけておき、翌年に花期を見計らってそこを訪れるようにすれば、
より観察できる機会が増えるでしょう。




                             二枚とも2018.6.17撮影

アワブキは2015年の6月にツボミを観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
アワブキ 無数のツボミ


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