里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ノラニンジンの根生葉か

2021-02-28 | 日記

登米市中田町上沼地区南部、広域農道を走行していて、梅雨時にノラニンジンの花が群れ
咲いていた場所を通り掛かり「そう言えば、まだノラニンジンの根生葉を見たことが無か
ったな」ノラニンジンは一年草ですから、今の時季なら根生葉を見られるかも知れません。
脇道に車を入れてから、夏場にノラニンジンの花が咲いていた道路沿いを探してみました。

                              二枚とも2021.2.20撮影

去年ノラニンジンが咲いていた道路の路肩や法面を丹念に探してみましたが、それらしき
根生葉は見つかりません。やむなく細い農道や畦道を探すと、一株の根生葉が生えていて、
その葉は細かく切れ込んでいます。どことなくニンジンの葉のように見えますね。
周囲を探すと、他にも小さな株が幾つか見つかりました。

我家の植物図鑑を何冊か見ましたが、ノラニンジンの根生葉は載っていません。
念のためネット記事も丹念に検索してみましたが、花や果実の写真は載っていますが、根
生葉の写真は見つかりません。そこで農作物のニンジンの記事を検索して根生葉の写真を
探すと、「大好き ! プランター菜園」という記事に、ニンジンの発芽後の間引きについて
の記述があり、そこに幼苗の写真が載っていました。見比べると私の写真の葉に良く似て
いるので、先ずはノラニンジンの根生葉と仮定したいと思います。

                                  2021.2.20撮影

登米市を流れる北上川、米谷地区の左岸土手に、ノラニンジンが群れ咲いていたのを思い
出して、3月4日に立ち寄ってみると、幸運にもノラニンジンの花序の形を残したガラが
あって、その周囲には写真同様の根生葉が群生していました。
このことから、写真はノラニンジンの根生葉と同定します。

ノラニンジンは2018年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/25644d3e3d1e572df48adba41d53550f

 

 

 



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