登米市東和町嵯峨立地区北西部、小河川の河畔林を下っていると、右岸の崖地にアサダのよう
な樹皮の木が何本か聳えているのを見つけました。よく見ると、短冊状に剥離した樹皮ながら、
アサダよりは厚いようです。樹齢によって厚みが変わるのか、あるいは別の樹種なのか樹皮だ
けでは判断できません。
梢を見上げると、アサダより小枝が粗いので、別の樹種と思われます。
2020.1.12撮影
樹下の落葉を見ると、大きな広卵形の葉が目立つので、これがこの木の葉なのでしょう。
さらに落葉の間に幾つか果実が落ちており、その果軸が肥厚しているのでケンポナシですね。
落葉の上に果実を置いて撮影してみました。
ケンポナシの実はクマやタヌキ、ハクビシンなどが好んで食べると言われていますが、これは
動物たちの食べ残しなのでしょう。肥厚した果軸を食べ、糞といっしょに種子を排出するので、
種子の散布形態は哺乳類散布型に分類されます。
2020.1.12撮影
ケンポナシは2015年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/f0cd3548554d75af93f1d256d48fc02f
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