南三陸町の山間部、沢に並行する車道を集落方向へ上がって行くと、山側法面のつる植物
に毛虫が何匹か這っていて、盛んに葉を食べています。体色は赤褐色と黒の横縞模様で、
そこに黄色いトゲがたくさん生えていています。毒々しい体色や鋭いトゲから毒のある毛
虫のように見えるので、イラガの仲間の幼虫かも知れません。
なお、つる植物はヤマガシュウですね。サルトリイバラの仲間です。
二枚とも2021.8.24撮影
帰宅後に「毒毛虫」「イラガの幼虫」などで検索しても、よく似た毛虫に行き着きません。
仕方ないので「チョウ 幼虫」で検索し、たくさんの幼虫の写真を見ていると、よく似た
幼虫が載っていて「ルリタテハの幼虫」とあります。
改めて「ルリタテハ 幼虫」で検索してみると、私の写真の毛虫と同じ写真が載っていまし
たから、これで間違いないでしょう。見た目は毒毛虫のようですが、毒はないようです。
ルリタテハの幼虫は脱皮して大きくなりますが、私の写真の幼虫は5齢という最終段階の
幼虫で、この後はサナギになるようです。幼虫の食草も記載されていて、ホトトギス、シ
オデ、サルトリイバラ、ヤマガシュウとあります。
2021.8.24撮影
ルリタテハの成虫については、下の記事にきれいな写真が載っています。
分類や生態については、下のURLをクリックして参照願います。
https://www.insects.jp/kon-tyorurita.htm
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