一関市花泉町永井地区南東部、丘陵地の中腹の車道を北へ歩いていると、山側法面の木々に
つる草が絡んでいて、葉陰には長さ7cmほどの楕円体の実が生っています。改めて周囲のつる
を目で追うと点々と実が生っていて、この付近だけで20個ほどの実が見えます。
これはキカラスウリの実でしょう。葉の表面が光沢のある濃緑色ですからね。晩秋には名のよ
うに黄色く熟します。なお、仲間のカラスウリの葉の表面は、短毛が密生し光沢はありません。
二枚とも2019.9.8撮影
キカラスウリは薬用植物で、各部位ごとに生薬名が付けられています。
根は括楼根(かろこん)、果実の中の種子は括楼仁(かろにん)と呼ばれます。
キカラスウリの根は束状に分枝し、それぞれが太い紡錘形になっています。
これを秋に採取して乾燥させたものが括楼根で、漢方処方や民間薬として解熱、下痢止め、鎮咳
の目的で使用されます。薬効成分はでんぷん、脂肪酸、アミノ酸、トリテルペン等。
キカラスウリの種子を乾燥させたものが栝楼仁で、咳や痰、便秘、腫れ物、授乳不足などに用い
られます。薬効成分は脂肪油、トリテルペン等。
二枚とも2019.9.8撮影
キカラスウリは2015年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
キカラスウリ 夜咲く花
つる草が絡んでいて、葉陰には長さ7cmほどの楕円体の実が生っています。改めて周囲のつる
を目で追うと点々と実が生っていて、この付近だけで20個ほどの実が見えます。
これはキカラスウリの実でしょう。葉の表面が光沢のある濃緑色ですからね。晩秋には名のよ
うに黄色く熟します。なお、仲間のカラスウリの葉の表面は、短毛が密生し光沢はありません。
二枚とも2019.9.8撮影
キカラスウリは薬用植物で、各部位ごとに生薬名が付けられています。
根は括楼根(かろこん)、果実の中の種子は括楼仁(かろにん)と呼ばれます。
キカラスウリの根は束状に分枝し、それぞれが太い紡錘形になっています。
これを秋に採取して乾燥させたものが括楼根で、漢方処方や民間薬として解熱、下痢止め、鎮咳
の目的で使用されます。薬効成分はでんぷん、脂肪酸、アミノ酸、トリテルペン等。
キカラスウリの種子を乾燥させたものが栝楼仁で、咳や痰、便秘、腫れ物、授乳不足などに用い
られます。薬効成分は脂肪油、トリテルペン等。
二枚とも2019.9.8撮影
キカラスウリは2015年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
キカラスウリ 夜咲く花
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます