気仙沼市本吉町の山田地区、集落上手にある沢沿いの畦道を踏査していると、緑褐色の
ロゼット葉がいくつか生えています。地に張り付くように広がっていること、葉が羽状
に深く切込んでいることなどから、ナズナのロゼット葉でしょうね。
それに、近くに昨秋のものと思われる枯れたナズナの花茎が残っていましたから、ナズナで
間違いないでしょう。
二枚とも2018.2.24撮影
ナズナは春の七草の一つで、写真のようなロゼット葉を食べます。
七草粥を食べるのは旧暦の1月7日で、この日は七日正月(なぬかしょうがつ)と言って、
五節句の初めの節句である人日(じんじつ)にあたります。
新暦では、ほぼ一ヶ月遅れの2月初旬になります。
このロゼット葉は晩秋からの越冬葉ですから、寒さの厳しい季節でも利用できるんですね。
七草粥のほかにも天ぷらやおひたし、汁の実、あえものなどにして食べられます。
ナズナはアブラナ科の野草で、健康に良い成分がたくさん含まれています。
カリウムやカルシュウム、それに鉄分も豊富で、ビタミンK・B1・B2はホウレンソウより
含有が多いと言われています。それらの働きで、高脂血症・高血圧・動脈硬化などの生活
習慣病の改善や、ガン・骨粗鬆症などの予防効果があるようです。
さらに、利尿、止血、解熱の薬草としても用いられます。
2018.2.24撮影
アブラナ科ナズナ属の二年草で、日本全土に分布し、草丈は20~40cm。
耕作地周辺や道端、荒地などのやや湿った場所を好んで自生する。
別名にペンペングサがあり、雑草の代名詞となっている。
根生葉はロゼット状に広がり、葉身は惰円形~倒披針形で長さ5~10cm、羽状に深裂する。
早春に茎を垂直に伸ばし、高さは10~40cmで上部で分枝する。
茎葉は披針形で長さ1~5.5cm、基部は茎を抱く。
花期は3~4月、茎頂に総状花序を出して下方から次々と咲き、花は白色で直径4mmほど。
花弁は4個、倒卵形で長さ2~3mm。雄しべ6個。雌しべ1個。萼片は5個。
果実は単角果、倒三角形で長さ5~7mm、幅5~6mm。この形が三味線のばちに似ている
ところから、ペンペングサの名が出たという。種子は褐色のゴマ粒状で長さ1mmほど。
ロゼット葉がいくつか生えています。地に張り付くように広がっていること、葉が羽状
に深く切込んでいることなどから、ナズナのロゼット葉でしょうね。
それに、近くに昨秋のものと思われる枯れたナズナの花茎が残っていましたから、ナズナで
間違いないでしょう。
二枚とも2018.2.24撮影
ナズナは春の七草の一つで、写真のようなロゼット葉を食べます。
七草粥を食べるのは旧暦の1月7日で、この日は七日正月(なぬかしょうがつ)と言って、
五節句の初めの節句である人日(じんじつ)にあたります。
新暦では、ほぼ一ヶ月遅れの2月初旬になります。
このロゼット葉は晩秋からの越冬葉ですから、寒さの厳しい季節でも利用できるんですね。
七草粥のほかにも天ぷらやおひたし、汁の実、あえものなどにして食べられます。
ナズナはアブラナ科の野草で、健康に良い成分がたくさん含まれています。
カリウムやカルシュウム、それに鉄分も豊富で、ビタミンK・B1・B2はホウレンソウより
含有が多いと言われています。それらの働きで、高脂血症・高血圧・動脈硬化などの生活
習慣病の改善や、ガン・骨粗鬆症などの予防効果があるようです。
さらに、利尿、止血、解熱の薬草としても用いられます。
2018.2.24撮影
アブラナ科ナズナ属の二年草で、日本全土に分布し、草丈は20~40cm。
耕作地周辺や道端、荒地などのやや湿った場所を好んで自生する。
別名にペンペングサがあり、雑草の代名詞となっている。
根生葉はロゼット状に広がり、葉身は惰円形~倒披針形で長さ5~10cm、羽状に深裂する。
早春に茎を垂直に伸ばし、高さは10~40cmで上部で分枝する。
茎葉は披針形で長さ1~5.5cm、基部は茎を抱く。
花期は3~4月、茎頂に総状花序を出して下方から次々と咲き、花は白色で直径4mmほど。
花弁は4個、倒卵形で長さ2~3mm。雄しべ6個。雌しべ1個。萼片は5個。
果実は単角果、倒三角形で長さ5~7mm、幅5~6mm。この形が三味線のばちに似ている
ところから、ペンペングサの名が出たという。種子は褐色のゴマ粒状で長さ1mmほど。
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