石巻市大川地区の北上川(追波川)河口域、県道から少し入った駐車スペースに車を置き、
防潮堤沿いのかさ上げ地一帯を踏査しました。
かさ上げ地は裸地状態の部分もありますが、少しずつながらも各種植物が増えてきて、道
路沿いや防潮堤沿いに群落を形成しつつあります。ヨモギやセイタカアワダチソウ、シナ
ガワハギなどが目立ちます。県道から数百メートル入った辺りで、細裂した白緑色の根生
葉を一株だけ見つけました。これはかつて一関市花泉町で観察した、カワラヨモギの根生
葉ですね。海岸の砂地にも生える植物ですから、防潮堤沿いのかさ上げ地は進出しやすい
環境なのかも知れません。その後も数百メートルにわたって探しましたが、見つけたのは
この一株だけでした。
2023.12.4撮影
防潮堤沿いに2kmほど行くと、北上川の河口に行き着きます。この辺りは植物の繁茂が
濃密で、裸地はほとんどありません。かさ上げは北上川沿いが先で、3~4年かけて県道
側へと進められたものと推測されます。ここではカワラヨモギも群落を形成していて、あ
ちこちに大株が見られます。
二枚とも2023.12.4撮影
カワラヨモギは2017年の8月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/2a3609c8b89571209c0307162af7ffaf
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