里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

カラタチの実 栗駒鳥沢

2019-11-02 | 日記
栗原市栗駒鳥沢地区北東部、集落道を東へ下って行くと、ちょっとした高みに民家があって、
その法面にたくさんの黄色い実を付けた木が茂っています。初めは柿の木かと思ったのですが、
近づくにつれカラタチと気づきました。実がまん丸く、黄色味が強いですからね。
それにしても、たくさんの実がなっているのには驚かされます。




                             二枚とも2019.10.23撮影

カラタチを中国では枳殻(きこく)と表します。この黄色く熟した果実を輪切りにし、乾燥させ
たものも漢方では枳殻と呼び、健胃、利尿、去痰作用があるとされます。

カラタチの枝には長さ3~5cmの鋭いトゲがあることから、かつては防犯目的の生垣として、
民家にもよく植えられていました。ところが現在では、住人の怪我防止の観点から嫌われてしまい、
殆どが伐採されてしまったようです。ただ、イノシシなどの獣害の多い地域では、耕作地周辺に
植えるとイノシシ避けになるとして、改めて注目されているとか。


                                 2019.10.23撮影

カラタチは2015年の10月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
カラタチ 薬効の高い果実


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