岩手県一関市室根町津谷川地区、気仙沼市境の山で、雑木林内の荒れた山道を上って
行くと、岩壁や巨岩の連なる一帯があって、その周囲の林床にソバナが点在していて、ちょうど
淡い青紫色の花が咲き始めていました。
林内の株は小さめで花数も少ないのに対し、岩壁下などの日当たりの良い場所では茎から枝を
分けて、枝ごとにたくさんの花を咲かせていました。
二枚とも2018.7.27撮影
名の由来には幾つかあって、その1つは山菜として食べるために若芽を茹でると、蕎麦を茹で
るのと似た匂いがすることから、蕎麦菜になったというもの。
もう1つは、切り立った崖を岨(そば)という地域があるようで、そこに良く見られることから
岨菜(そばな)となったというもの。
由来譚にあるように、若芽の柔らかい部分を摘み取り、山菜として食す地域があるようです。
天ぷらやゴマ和え、クセが無いことからおひたしでもいただけるとか。
ただ、私が各地の山を歩いた印象では、点々と生えているだけで、群生しているのを見たこと
がなく、山菜としてまとまった収量を確保するのは難しいのではないでしょうか。
二枚とも2018.7.27撮影
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、本州~九州に分布する。
山地の岩場や急斜面の草地、谷筋の斜面などに自生し、草丈は40~100cm。
根は肥大した紡鐘形。茎は中空で普通は無毛、直立又は斜上する。折ると白い乳液が出る。
葉は互生し、葉身は卵形~広披針形で長さ5~10cm、先端は鋭く尖り、縁には粗い鋸歯がある。
葉柄は長めで、葉質は薄い。
花期は7~8月、茎上部に先の開いた釣鐘形の花を、吊り下げたようにつける。
花冠は淡青紫色で先が5裂する。雄しべ5個。花柱は花冠より出ないことが多いが、まれに
突き出ることもある。柱頭は3裂する。萼裂片は披針形、鋸歯は無い。
果実は扁円球形の蒴果で、鮮明な縦脈があり宿存ガクをもつ。
行くと、岩壁や巨岩の連なる一帯があって、その周囲の林床にソバナが点在していて、ちょうど
淡い青紫色の花が咲き始めていました。
林内の株は小さめで花数も少ないのに対し、岩壁下などの日当たりの良い場所では茎から枝を
分けて、枝ごとにたくさんの花を咲かせていました。
二枚とも2018.7.27撮影
名の由来には幾つかあって、その1つは山菜として食べるために若芽を茹でると、蕎麦を茹で
るのと似た匂いがすることから、蕎麦菜になったというもの。
もう1つは、切り立った崖を岨(そば)という地域があるようで、そこに良く見られることから
岨菜(そばな)となったというもの。
由来譚にあるように、若芽の柔らかい部分を摘み取り、山菜として食す地域があるようです。
天ぷらやゴマ和え、クセが無いことからおひたしでもいただけるとか。
ただ、私が各地の山を歩いた印象では、点々と生えているだけで、群生しているのを見たこと
がなく、山菜としてまとまった収量を確保するのは難しいのではないでしょうか。
二枚とも2018.7.27撮影
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、本州~九州に分布する。
山地の岩場や急斜面の草地、谷筋の斜面などに自生し、草丈は40~100cm。
根は肥大した紡鐘形。茎は中空で普通は無毛、直立又は斜上する。折ると白い乳液が出る。
葉は互生し、葉身は卵形~広披針形で長さ5~10cm、先端は鋭く尖り、縁には粗い鋸歯がある。
葉柄は長めで、葉質は薄い。
花期は7~8月、茎上部に先の開いた釣鐘形の花を、吊り下げたようにつける。
花冠は淡青紫色で先が5裂する。雄しべ5個。花柱は花冠より出ないことが多いが、まれに
突き出ることもある。柱頭は3裂する。萼裂片は披針形、鋸歯は無い。
果実は扁円球形の蒴果で、鮮明な縦脈があり宿存ガクをもつ。
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