散歩で学校西側の通りを歩いていると、道路脇の民家の側庭に青紫色の花が群れ
咲いています。ツルニチニチソウよりは小さな花ですが、つくりはよく似ていますから、
やはりキョウチクトウ科の植物でしょうね。
つる植物ながら地を這うだけで、他物に絡みついたりしないようですから、管理しやすい
でしょう。ただ、キョウチクトウ科なら有毒植物の可能性がありますから、庭に植える
のはちょっと心配です。
二枚とも2017.4.29撮影
ツルニチニチソウの仲間に「ヒメツルニチニチソウ」という種があるようです。
ネットで検索して写真を見比べると、写真の植物と全く同じものに見えます。
ヨーロッパにおいて、ヒメツルニチニチソウは薬草として用いられてきました。
全草にインドールアルカロイドを含み、主成分のビンカミンは血圧降下作用があるようです。
また脳の血流を改善し、神経細胞を保護することで、老人性の認知症や脳梗塞の予防、及び
ダメージの軽減にも効果があるのだとか。
キョウチクトウ科ながら、毒草ではなかったんですね。
2017.4.29撮影
キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属のつる性常緑木本で、原産地はヨーロッパ中部。
明治時代に観賞用として渡来したものが、各地の道端や林縁で野生化している。
細いつるが地面を這うように伸び、節から根を下して繁殖する。
葉はほとんど無柄で、葉身は長楕円形で長さ2~3cm。葉表にはやや光沢がある。
花期は3~7月、花は直径2~2.5cm、筒状の合弁花で、先が5つに大きく裂けている。
一日花で、日ごとで新しい花に咲き変わる。品種は多く、花の色は紫~青、ピンクや白もある。
果実は細長いさや状の袋果。
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