里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

タカノツメ 黄葉と黒い実

2018-11-15 | 日記
加美町宮崎旭地区西部、沢沿いの林道を北へ上がって行くと、電力会社の送電線が
東西に架かっていて、その下を通過します。送電線があるということは、それを維持
管理するための巡視路があるはずですから、今回はそれを歩いてみましょう。

小さなコンクリート橋で対岸へ渡ってから、送電線の鉄塔目指して尾根筋を登っていくと、
谷斜面や尾根上に、鮮やかに黄葉した木が数多く見られます。
手近な低木で葉を観察すると、三つ葉で付き方がウコギの仲間と似ていますから同属と
思われます。以前観察したタカノツメかも知れませんね。
林際の木には黒い実が生っていて、その付き方にはウコギ科の特徴がよく出ています。




                             二枚とも2018.11.8撮影

帰宅後に樹木図鑑で調べると、やはりタカノツメですね。
和名の由来は、冬芽が鷹の爪に似ていることによるようです。

タカノツメは仲間のコシアブラと同じように、山菜として食されます。
新葉にはやや苦みがあるものの、テンプラにすると美味しいようです。
おひたし、汁物などにする場合は、軽く茹でてあく抜きする方が美味しいそうです。




                             二枚とも2018.11.8撮影

タカノツメは2017年の11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
タカノツメ 沢沿いの黄葉


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