石巻市北上町十三浜地区南西部、沢沿いの林道を上がって行くと崖下を行くようになり、
その崖錐にはジュウモンジシダが群生しています。常緑性の羊歯ですから冬を越した葉が
残っていますが、殆どが地際に倒れ伏しています。よく見ると、葉の付け根にはゼンマイ
のように巻いた新芽が、たくさん生えています。
二枚とも2020.4.3撮影
ゼンマイの巻いた部分は綿に包まれていますが、ジュウモンジシダの新芽はたくさんの鱗片
に包まれているんですね。改めて鱗片の役目が判りました。
ジュウモンジシダの新芽は山菜として採取され、おひたしや酢味噌で和えるなどすれば、
美味しく食べることができます。
けっこう強情そうに見える鱗片ですが、茹でてからおひたしなどで食べる際は、全く邪魔
になりません。そもそも薄い鱗片ですし、茹でることで更に軟らかくなりますから、取り
除いたり洗い流したりする必要はありません。
2020.4.3撮影
ジュウモンジシダは2019年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/9c7b109000b97cfeb42598f0a43b585b
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