宮戸島の公共施設の庭園に咲いていた、ハマヒサカキの花です。
今回がこの花の初見ですね。宮城県内の海岸沿いには自生していませんし、民家や
公園に植えられているのも見たことがありませんから。
それにしても、菊以外に、今の時季に咲く花があるとは知りませんでした。
ヒサカキの仲間ですから、花から特有の臭いが漂っていました。それにつられて集まる
のでしょうか、ハナアブらしきものがブンブン群れ飛んでいましたね。
二枚とも2016.11.18撮影
大気汚染や病害虫に強く、刈込みにも耐えることから、生垣や植込みとして、暖地の
道路沿いや公園などに植栽されることが多いようです。
ただ、前述したように花には特有の臭いがありますから、民家の庭では敬遠される
かも知れませんね。例えれば、都市ガスの臭いに似ているそうです。
それで、毎年のようにガス漏れと間違いされて、通報されるのだとか。
我が家はプロパンガスですから、臭いが似ているとは思いませんでしたけど。
2016.11.18撮影
モッコク科ヒサカキ属の常緑広葉樹で、樹高4~6mの小高木。
千葉県以南の本州~沖縄に分布し、海岸斜面等に自生し、風衝地では匍匐する。
樹皮は淡灰褐色で滑らか、浅い縦じわがある。本年枝は淡褐色、短毛が密生する。
葉は互生し、側枝では2列に並ぶ。葉身は倒卵形で長さ2~4cm、幅1~1.7cm。
先端は丸く基部はくさび形。縁には浅い鋸歯があり、裏面に少し巻き込む。
質はやや厚い革質で、表面には光沢がある。雌雄別株。
花期は11~12月で、葉腋に淡黄緑色の花が1~4個束生する。花は直径2~6mmの
鐘形で、下向きに開き、強い臭気がある。雌花は雄花より小さい。
花弁は5個。雄花には雄しべが10~15個あるが、雌花では退化している。
雌しべは1個。雄花では退化する。雌しべの花柱は3裂する。萼片は5個。
花柄は長さ2~3mm。果実は液果で、直径5mmほどの球形。
翌年の11~12月に黒紫色に熟す。中に10~20個の種子が入っている。種子は
長さ2mmほど、粗い砂粒のようで不規則に角張る。
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