一関市花泉町永井地区東部、丘陵上の集落道から細い農道を下って行くと、西側に小高い
雑木林があります。その下には牧草地があり、林際の日陰域を歩いていると、赤茶色の小
さなキノコが群生しているのを見つけました。かなり広い範囲に群生していて、ざっと見
渡すと300本ほども生えているでしょうか。
二枚とも2020.11.5撮影
素性が判らないので「きのこ図鑑」のページをめくって、よく似たキノコを探すしかあり
ません。30ページほどめくると「キツネタケモドキ」という種が載っていて、傘と柄の形
や色もそっくりです。細部を見ると傘の中央が少し窪んでいて、傘裏のヒダの密度や色も
そっくりです。キツネタケモドキで間違いないでしょう。
2020.11.5撮影
キシメジ科キツネタケ属の小型キノコで、夏~秋に雑木林の林床や、林縁の草地に束生~
群生する。傘は直径1.5~4.5cm、饅頭形で後に平らに開き、中央部はやや窪む。
表面は平滑または中央部のみ多少細鱗片を帯び、色は帯褐黄色~肉桂色。傘の縁は波打ち、
湿っている時は条線を表す。ひだは柄に直生~湾生、肉色で粗い。
柄は中実で長さ2~10cm、太さは直径3~10mm、上下同径~下部やや太くなる。
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