気仙沼市本吉町馬籠地区の北西部に、なだらかに起伏する丘陵地があって、
牧草地や田畑がパッチワーク状に広がる中に、数軒の農家が点在しています。
その中の一軒は趣のある旧家で、西側から北側にかけて屋敷林になっています。
山から下ってくると、その旧家の西側を通って車道に出ることになります。
そこにヤブツバキの大木があって、樹下の下草を踏みしだいて歩いていると、
おや、葉っぱにツヤがあるし、どこかで見たような・・・これはフッキソウですね。
見渡すと、地味なブラシ状の白花が幾つか咲いています。
自生地は何箇所か見つけたのですが、何れも花期を外れていましたから、ここで
ようやく花を見ることが出来ました。
二枚とも2016.4.20撮影
ツゲ科フッキソウ属の常緑低木で、北海道〜九州に分布し、樹高は20~30cm。
山地のやや湿った樹林下に自生し、しばしば群生する。
茎はやや太く、下部は地を這って根茎のようになり、上部は直立または斜上する。
葉は互生するが、密に茂るため輪生しているように見える。葉身は卵状楕円形で長さ2.5~5cm、
先端側には粗い鋸歯がある。質は革質で、葉表はやや光沢がある。
花期は4~6月で、茎頂に長さ2~4cmの花序を直立し、白色の花を多数付ける。雄花は花序の上部
に15個以上密に付き、雌花は花序の下部に4~6個付く。雄花も雌花も白色で、花弁が無い。
雄花は太い4本の雄しべを持ち、雌花は2本の花柱を持った子房がある。
果実は液果で、直径5~6mmの卵形。2個の花柱が残り、白色に熟す。
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