お勧めロードムービーで検索して面白そうだったので借りた。
中々面白かった。
末娘役が可愛い。
だが、ネット情報だとわざと不器量に、太ってるように見せるためボディスーツを着せられていたらしいが、なんか奇形っぽく見えて、そこが今一つ気に入らなかった。
コンテスト前夜に、末娘が父の影響を受けて、私負け犬になりたくない、と泣くのだが、祖父が、負け犬というのは負ける事を恐れてチャレンジしない人の事だよ、お前はそうじゃないだろ、明日は楽しもう、と慰めるシーンが良かった。
アメリカの男は基本的にマッチョイストだと思っていて、常に男伊達を誇示して競いあい、結果、優勝劣敗で常に勝者と敗者が明確になる厳しい社会ではないかと思うのだが、それだけではなく敗者だからといってそこで終わるのではなく、いつでも再挑戦できるし、勝てなければ別の戦場に移動して戦い続けられる、ような陽性の哲学のようなものを持っているのではないか。
祖父のセリフにそんな哲学を感じた。
以前に毎日新聞女性記者が夫の都合でアメリカに移住して息子が野球をする、という本で描かれていたアメリカの男たちと同じ感じだ。
コンテストでもドタバタになり末娘が演技を続けられなかったのは残念。
でも、観ているうちにだんだん面白くなってきて、最後は中々いい映画だな、と思った。