何十年ぶりかで観たら最高だった。
ジュリー・アンドリュースが可愛い!
ストーリーも最高に良い。
1965年公開。
55年前の映画だが、今の映画でこれほど楽しめる映画があるだろうか。
あまり映画を観ないのでわからないが。
終盤の劇場のシーンで、演芸コンクールで1位になった家族に「フォーン・トラップス・ファミリー~」と呼び出しがかかる場面は覚えていた。
エーデルワイスを観客と合唱するシーンも良かった!
純粋無垢、天真爛漫だったマリアが結婚したら、夫の意思を尊重したい、などとしっかり良妻賢母になっているのも良かった。
トラップ大佐役の俳優(クリストファー・プラマー)が、私の好きではない鳩山由紀夫氏に似ているのが残念。
その点はともかくとして、この俳優さんは顔立ちがマッチョさを感じさせない中性的風貌で(マイケル・ケイン的)、いかつい軍人という感じではない。まあ貴族的といえばそういう顔出ちなのかもしれないが。
今の俳優でいえば、良く知らないが、ウルバリンという映画で狼男で両手がナイフになる改造人間役をやった、何と言ったかああいうちょと男性ホルモンが余っている野性的な俳優のほうが合ってると思った。
追記:思い出した。ウルバリンを演じたのはヒュー・ジャックマン。もう一度観たが、トラップ大佐はクリストファー・プラマーも良いかもしれない。規律を重んじる元軍人ではあるが、実は音楽を好みギターを弾き繊細な歌声を持つ貴族でもあり、あまりマッチョな俳優でなくても良いかもしれない。
しかし、配役については些細な事で、ほんとにいい映画だった。
昔はテレビで週3回位、9時から11時にこういった名作映画を放送していたものである。
各番組に名物解説者、看板解説者がいて、キメ台詞もそれぞれ持ってた。
淀川長治、水野晴郎、高島忠夫、荻昌弘、思い出し始めたら四人いるな。番組は3本だったとおもうので、荻さんが亡くなって水野さんか高島さんが引き継がれたのだったか?
放送される映画は、やはり名作、名画が多く、戦争物、ラブロマンス、災害物、SF、刑事アクション、西部劇、コメディ、ミュージカル、香港カンフー、ホラー等々幅広くオールジャンルを観る事ができた。
深夜にもややマイナーな映画を不定期に放送していて、こちらは解説者はいなかったが、渋い芸術作品や掘り出し物的な良作品などと出会う事もあった。
だんだん衛星放送とかいろいろ有料のサービスが出てきて、観たくても観られなくなっていくのだが、若いころにタダで多くのこういった良い映画を観る事が出来た、自分たちの世代は恵まれていたと思う。
今はTVで映画をどれくらい放送しているのか知らないが、若い人たち、子供たちにもこういう良い映画を観て欲しいと思う。