部屋中、油でベタベタ。
どうやって掃除しようか。
サンマは外でやるべきだと分かった。
昔の人はだから外でやってたんだ。
あと、中華鍋だと空気の供給が足りないようだ。 だんだん火力が弱まるので、しじゅう団扇で扇ぐ必要がある。 昨日、残った炭を消火せず、鍋の中に放置して寝たが、朝みたら全て灰にならず燃え残っていた。 本格的にやるなら七輪買った方がいいかも。かねがね、炭火焼を家でやりたいと思っていた。
やっぱり、フライパンで焼いた肉や魚より美味しいと思うからだ。
やるなら、七輪を買えばいい。
けど、ネットでは安い練り物は重いと書いてある。切り出しで作った軽くて遠赤外線効果の高いやつは6千円以上する。
高くて、ちょっと気軽に買えない。
そこで、中華鍋で炭火焼をやろうと考えた。
ガスレンジで炭を5分くらいあぶり、火がついて赤く熾り始めたら中華鍋にいれる。
網をのせて肉を焼く。
しかし、これだと炭の火が消えてしまう。
ずっと団扇で仰いでいないといけない。
空気の流れがよくないから、酸欠になるのだろう。
そこで、中華鍋の底に小さな網を敷いた。
なべ底と炭の間に空間を作ったらどうかと思ったのだが、これでうまくいった。
団扇で仰がなくても炭が燃えてくれる。
豚のタン、ハツ、カシラなど焼いたら美味い。
手羽先もうまい。
サンマは最高。
油が落ちて、炎が上がる。
煙がすごくでて、換気扇回しても部屋の中に煙が充満するので、やむを得ず、中華鍋を外に持ち出して炎がおさまるまでしばらく待った。
部屋の中が香ばしい油の美味なる香で満たされてしまうが、うまくいってよかった。
ちなみに、料理のあとは海苔の缶に燃え残りの炭をいれて消火した。
中華鍋、ガスコンロ、火箸、網(大小)、団扇(要所要所で炭火を煽るためやはり必要)、あとガスコンロの三方を囲む形で百均で売っているアルミの板を立てた。
けど、炭の灰が飛ぶので台所は汚れるし、部屋が油っぽくなるのが欠点。
面白かった。
60年代、70年代の左翼運動を総括した本て読んだことがなく、この本も本格的に総括したものではないが、当時の象徴的な事象を取り上げて、著者の視点で解説してくれている。
左翼運動に取り組んだ人たち本人たちが、口を閉じ自己批判することから逃げているから、その少し後の世代の堀井氏があえて本を著したのではないだろうか?
岡林信康
フォークジャンボリー
高橋和己
パリ五月革命
等々、なんか気になるけど良く分からない、学生運動全盛期のいろいろな事象を明確に定義してくれている。
神田カルチェラタンの解説では、フランスの五月革命を見て格好良いな、と思った我が国の学生が真似してみたけど、共感する者もなくあっさり粉砕された空虚なイベント、みたいに書いてある。
ウッドストックとオルタモントが同じ年のイベント/ビートルズが解散してからストーンズの人気が出た等々知らなかった。
あと、共産主義・社会主義についての論評が面白かった。
P194.・・・「共産社会」は夢のようなユートピアである。人類がかつて持ったことのない社会であり、今後も残念ながら持つことのない社会である。仏教でいえば極楽になる。極楽は、地上に存在しない。ただ、極楽浄土があるという信念を抱くことが仏教信徒にとって大事なように、理想郷を示すのは、”人類は永遠に発展しつづけると信じる19世紀思想教徒”には大事だったのだろう。宗教に代わる概念として、がんばって考え出しました、という感じがしていて、そのへんは元気な19世紀らしくて、いいと思う。・・・
宗教の代わり、といわれるとわかりやすい。
著者の他の本も読んでみようかと思ったが、こういった社会評論はあまりやられてないようだった。
追記 11/30 鈴木敏夫/ジブリの哲学 を読んでいて思ったが、寺山修司という人も謎の60-70年代インテリ学生文化の1つだった。
若い頃、書籍の中でよく名前は目にしたが、その作品に触れる事はなかった。サブカルチャーの中で一時代を築きながら、完全に消えてしまったかのようだった。