巡回展で東京でもやっていたらしいが見逃し、ちょっとした旅行気分で足利市まで行ってきた。
東武の株主優待券をつかったので片道900円弱でいけた(東武線は乗り放題/途中下車はなし、特急は別料金)。
会場の足利市立美術館は新しく、周りで一番立派な建物に見えた。
展示内容は原画展とニューギニアのお面とか縄文土偶など。
お面や土偶が面白かった。
美術館の売店では、諸星大二郎、高橋葉介、星野之宜のムック本が置いてあって、高橋葉介の本を買おうか買うまいか迷ったが、結構高いし今は本も読めなくなっているので断念した。
この3人にますむらひろし氏を加えた作家陣が自分の青少年時代のバイブルと言うか巨塔だった。
主にDUOという雑誌という雑誌で活躍されれていた。
東武線の足利駅で行ったのだが、会場があるのはJR線の足利駅の方。二つの足利駅の間を渡良瀬川が流れている。
東武線の駅からJR線の駅のあるほうに行くためには橋を渡るのだが、川が結構幅広く橋も長い。
この日は風が強くて寒く、橋を渡るのもなかなか大変だった。
東武線足利駅の目の前にかかっている橋は中橋、その上流が森高千里の歌にもなった渡良瀬橋。
これくらいの河が間にあったら別々の自治体になるのではないかと思うが、JR線側も東武線側も両方足利市、ということになっている。
せっかく行ったので、足利学校と鑁阿寺も回ったが、地味だった。
とにかく寒く、途中のスーパーで缶ビールを買ったのだが飲む気になれず、またそういうものを飲む場所もみあたらず退散した。
いぜん、カリブ海の事をWikipediaで読んでいて、ハイチという国がちょっと気になったが、Wikiにはあまり詳しい事はかいておらずそのまま放置していた。
その後、たまたまサンードマングという言葉が頭に浮かび、気になって調べたら、ハイチの基となったフランスの植民地でかなり興味深い歴史をたどったようで面白かった。
今は世界最貧国だが、砂糖の輸出で18世紀中ごろにはフランスの植民地で最も利益を上げていたそうだ。
首都ポルトー・プランスは、王子の港、というフランス語。プランスはプリンス、と言う事でフランスがなまっているのではないようだ。
そういえば、私が子供の頃、欧米の童話をテレビアニメ化したシリーズが長く続いていて、その中に「星の王子さま」があり、その主題歌だったとおもうが、歌詞の中に、プチ・プランス、プチ・プランス、ルルルルルーラールー、という一節があった。あれは小さな王子様、と言ってたのだな〜
昔のことは中々忘れないものだ。
アートとしての写真には今まで興味がなかった。