那須太社 錦輔 の日記

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ドキュメント72とビリージョエル

2014-10-31 23:42:38 | 政治経済

NHKのドキュメント72時間を見てた。

いい番組だった。

高円寺の銭湯にカメラをすえて、やってくる人々を取材してた。

若い人は夢を語る。

たぶんあまりお金がないから、部屋にお風呂がなくて銭湯にたまにくるのだと思うけど、キラキラしてて良い。

俺が若いころより今のほうが時代は悪くなってると思うけど、苦しいことつらいことあると思うけど、夢とか希望に満ちているようにみえる。

俺も今の職場に不満だらけだけど、こんな良い顔した若い人みてたら、もっともっと頑張らないといかん、と思った。

最後に車椅子のお母さんと、お母さんをお風呂にいれにきた息子さんが映されてた。お母さんが、「幸せです」って言ってて良かったなぁ。

年取った人も、もちろんいて、皆弱さをさらけ出していたのが印象的。

 

BGMにビリー・ジョエルのピアノマンが流されてて、ユーチューブで聞いたら、東京ドーム公演バージョンが出てきた。

http://www.youtube.com/watch?v=8sFlBJ1Jk3w

それ見てたら、またちょっと感動した。

ビリー・ジョエルは歌い、ピアノを弾き、ハモニカを吹き、終盤もう汗まみれでちょっとつかれちゃってるんだが、観客が歌を歌うのである。

それでビリー・ジョエルはちょっと休んだり、ハモニカに専念したりするんだけど、観客たちの声がそれをサポートするように歌を歌う。

アーティストとオーディエンスが理想的にコラボした。横文字でいうとそうなる。

観客はずっと歌ってるわけじゃないと思う。ビリー・ジョエルの息が切れてきたな、って悟って、頑張れ、ちょっと息継ぎしなさいな、ということで合唱を始めてるのじゃないかと思う。

ビリージョエルも最後のほうで何か歌ってる途中でアドリブで感謝の言葉を入れたのじゃないかと思うけど、観客がワーっと盛り上がるシーンがある。英語がまったくわからないのではっきりしないけど。

 

なんか良かったなぁ。

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小諸そば

2014-10-29 20:53:39 | グルメ

夕食を立ち食いそばチェーンの「小諸そば」で食べたのだが、えらく不味い。

香味豚うどんとご飯セット

以前は結構好きで食べてたメニューである。

もうちょい若いころはこれに生卵をつけてもらったりしてた。

今日は二日酔いで夜になってもいまいち体調がよくなくて、19時になるまえになぜか空腹感というか塩分を摂りたくなって、会社を出てすぐ店にはいってこれを頼んだのだが、不味い。

お汁が駄目、塩水みたい。

自分の体調が悪いこともあるのかなあ。

帰りの電車の中でも体調が悪い感じがして、降りる駅を間違ったりして参った。

もう、当分小諸そばは食べないもんね。

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高橋葉介

2014-10-20 23:32:21 | 読書感想文

ライヤー教授の午後

クレイジーピエロ

夢幻紳士

また、読みたいなぁ。

実家においてあったけど処分されてしまったのである。

少ない小遣いで買い集めたのだが、残念至極。

当時、StarLogというマニア向け雑誌では酷評する評者が一人いたなぁ。

デッサンがだめだ、というのだが俺は凄く好きな漫画家だった。

 

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オルセー美術館展

2014-10-20 19:50:42 | 絵画 美術展

昨日の日曜日、オルセー美術館展に行ってきた。

終了前日ということでかなりの混雑だった。

一言で言うと、モネがブッチギリで上手い!

風景画家という印象があったが、人物画もすごく上手い。

日本で一番人気のある画家だというが、うなずける。

ただ、省略がやや強すぎてイラストっぽくなってる気もした。

マネもそれに次ぐ上手さ!

省略が強いのもモネと同じで、あの少年の絵など自分の好みからするとちょっと軽すぎる気がした。

セザンヌやルノアールは小品しかなかったが自分は好みじゃないし、上手いと思わなかった。

あと、モローの原画というか本物を観る事が出来てちょっと感動。最初に絵画に興味を持ったのがモローだったのだ。

モローをジックリ見たけどどうやって描いているのか、筆の跡があまり見えなくてツルッとしていた。

また、自分の好きなシスレーも何点かあって嬉しかった。

ドガもあって、よく見たら背景とかかなり適当に書いている。習作だったのだろうか?

でも有名なバレリーナの絵を観る事が出来てまた感動。

肖像画も沢山あったけど、大体上手い。結構写実的というか本物そっくりに書いているみたいで、モデルに怒られなかったかな、と気になる絵もあった。

チューリッヒ展というのもやっていて、これも観たい物である。

モネやマネは日本のイラストレーター・加藤直之氏とタッチが似ている、というか加藤氏が影響されておられるのだろう。

また、ふと思ったが、ヴェルセルクを書いている漫画家さんとか、今のコミック作家さんたちの画力って、印象派が席巻していた当時のフランス画壇、つまり西洋絵画の最高峰レベルと伯仲するところまで来てるんじゃないかなぁ。

基本モノクロだから単純比較できないけど。

 

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ドナウ河紀行

2014-10-19 10:28:21 | 読書感想文

岩波新書 加藤雅彦著 1991年10月21日初版 町田の高原書店という古書店で購入。五十円だった。今回気がついたが高原書店は絵本の品揃えが良いみたい。小さな子供のいる方におすすめ。
ドナウ河紀行は書名のとおり紀行文であっさりした内容。
しかしドナウ沿岸国-ハプスブルグ帝国、という視点で中欧を解釈しているのが新鮮な感じがした。というか、自分は中欧についてなにも見識がなく、小さな国がたくさんで混み合ってるな~くらいの認識がドナウ・ハプスブルグというキーワードでくくると、すごく理解しやすくなった。
チェコ、スロバキア、旧ユーゴなどのよく知らなかった国の歴史などがよく分かった。
あとあまり書き込まれてないけど、ヨーロッパの交通路としての河の歴史というのも面白そうだと思った。
ドナウは黒海に至って終わるが、黒海にはドニエプル川という別の大河も流れ込んでいて、遡行するとバルト海に至る。
このルートでバイキングがビザンチンまで来てたという。
またドナウ上流はドイツの大河ライン川とも運河で結ばれているのだという。
著者の加藤さんには「ライン川」というご本もあって、残念ながら品切れみたいだが、機会があれば探して読んでみたい。
加藤さんはイスラムには関心が薄いようで、かの地を長期間領有したトルコ帝国の文化や歴史についてはほとんど記述がなく、ヨーロッパにたいする迫害者、抑圧者、敵役扱いしかしてないのがやや物足りない。

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