今日は朝食を食べずに自転車で病院へ行き足のしびれについて、検査してもらった。
産経新聞の4月19日の朝刊で斎藤勉という論説顧問のコラムが載っていたが、プーチン氏を、妄執に囚われた残忍な指導者でスターリンの生まれ変わりであり暗黒の末路が待つのみだ、と論評していた。
かなり長いコラムだが、ユダヤ富豪のコロモイスキー氏が創設したアゾフ大隊とか、米国首脳部内のアンチ・ロシア派ユダヤ人の動き等については一切触れず、「現実には今のウクライナには反露的な「ネオナチ」など存在せず、ウクライナによるジェノサイドの証拠もない」とか、「プーチン氏はウクライナのゼレンスキー政権を、大戦時にナチスに協力した勢力と直結するネオナチだと決めつけ、あたかもホロコーストのようなジェノサイドをやっているとの架空の物語を作り上げた」と決めつけている。
「ジェノサイド」が無いから、ロシア系住民が民兵に迫害されている、というプーチン氏の主張は全て嘘、という理屈である。
しかも主な部分は「在京外交筋」や「専門家」、あるいは「在日ウクライナ人国際政治学者」の意見の引用、という形をとっていてスッキリしない書き方なのである。
最初はこれは責任逃れのつもりなのか、と思ったが、そうではなく第三者の意見を取り入れた客観的な見方である、と正当化し権威付けるつもりのようだ。
月刊誌Will5月号では、ユダヤ系の動きなどについて複数の識者が批判的にな記事を書いておられて非常に面白く、今まであまり報じられなかったDS的な存在の事が、彼らがあまりにも大っぴらに事を進めたので隠せなくなってきたのかと思っていたが、新聞のような大メディアは欧米の意向にベッタリ寄り添うような意見しか書けないのだな、と思った。
Will5月号でも、保守系論者の中でDS的存在については全く言及せず、単純なロシア非難に終始している人もいて、それはWill誌の懐の深さでもあると思うし、多様な意見があって良いと思うが、自分が今まで著書を買って評価し支持してきたような人でも、DS的存在のことが全然見えていないのがちょっと意外だった。