今まで「カリブ海」というのが良く分からなかった。
北米の下の方にこまごました島嶼がたくさん点在しているみだいだけどその辺りなのかな、くらいに思っていたが、よく地図を見てみると、北は大アンティル諸島、南は小アンティル諸島に綺麗に囲まれて大西洋とは区分されていた。
そこに、キューバ、ジャマイカ、エスパニョーラ島(ハイチ、ドミニカ)、プエルトリコ、トリニダードトバゴといった大きな島があって、他にもキュラソー、ケイマン、ナッソー、バハマ等聞いたことある島々国々が点在している。
元は陸地で浅いのかなと思ったらそうではなく、キューバとジャマイカの間には海溝があって深さ7684mもある。
地図を見ていて、エスパニョーラ島がなぜかドミニカ共和国とハイチに分かれているのが気になり調べたら、元々スペイン植民地だったが、人が少なくなった際にフランスが西側を占領し、それがハイチになったらしい。
このあたりは地震地帯でかつ台風地帯でもあり、自然災害が甚大で統治が難しいようでハイチは国家運営が破綻しつつあるようだ。
2010年マグニチュード7の大地震、支援のため乗り込んだ国連平和維持軍がコレラを持ち込み大流行、今年に入って大統領が7月に暗殺され、8月にはまたもマグニチュード7.2の大地震、米国が人道上の配慮からハイチ人不法移民の本国送還を猶予する措置を取ったことから大量の難民が米墨国境に押し寄せている。命がけで海路コロンビアに渡りそこから米国を目指すらしい。
言葉がフランス語ベースのクレオール語なのでスペイン語ベースの他の南米諸国に移民してもなじむことが難しいのだとのこと。
ハバナ、パナマ、バハマはよく似ている。パナマは運河があるので間違う事はない。ハバナとバハマが今一区別しにくいが、ハバナはキューバの首都、バハマは英連邦王国に属する英語圏の国らしい。
※大アンティル諸島はキューバ・ジャマイカ・イスパニョーラ島・プエルトリコ辺りのことで、バハマ等フロリダ半島からエスパニョーラ島へつながる列島は、バハマ諸島というらしい。