那須太社 錦輔 の日記

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十五の夏 佐藤優

2019-12-28 00:22:00 | 政治経済
割と面白かった。
国家の罠、の面白さとはまた違う面白さ。
国家の罠の方が数段面白いが、その違いがうまく言葉にならない。
なんか、挽歌の哀調があってそれが魅力になっているというか。
ラスト近く、横浜港にたどり着いた主人公が大宮の家に電話すると、母親が、タクシーですぐ帰って来なさい、というシーンがなぜか感動した。
横浜から大宮までタクシーなんて、高いお金がかかるし、電車で帰れるのに、自分が親だったら、そんな事言えるかな。この歳になると、母親の愛情のうっとおしさより、ありがたさのほうが胸にせまる。
父親も立派な人だったようで良い事を言っている。
人生には色々な誘惑がある。誘惑にはいつももっともらしい理屈がついてくる…誘惑に抗しきれず失敗をすることが人生では何度かある。そういう経験を早いうちにしておくと、少なくとも同じ失敗は繰り返さなくなる。
失敗した少年に何と適切な言葉だろう。
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嫉妬と自己愛 佐藤優

2019-12-16 00:18:14 | 読書感想文

自信はないが馬鹿にされたくない。

まさに俺の事。

なんでこんなに生きるのが難しいのか。

この本を足掛かりに、自分や家族の事を分析してみたい。

 

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佐藤優 友情について

2019-12-07 16:05:00 | 政治経済
ネットでの評判が良かったので期待していたがあまり面白くなかった。
作者は全くのフィクションは書けない、もしくは好きではないのだろう。
自分の体験した事実に即したストーリーを時系列順に書いていくスタイルが本領なのだと思う。
処女作の国家の罠は日露外交という舞台で作者の行動や思索がダイナミックで、そうしたスタイルの著述がピタリとはまり、引き続く同テーマの著作も合わせ、ものすごく面白かった。
しかし、そのスタイルでは自分の事を書き尽くせばネタ切れになる。
そこで、友達の人生までネタにしたのがこの本かな。
その割に半分は自分の話で、自分たちの世代全体の話に敷衍してはいるが、今ひとつ友達へのリスペクトが感じられなかった。

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